ファイターズ
2021/12/21 14:23

古川侑 データ解析で精度上げる

鎌ケ谷で初練習を行った古川侑。オフに鍛え支配下をつかむ(撮影・榎本真之)

 12球団合同トライアウトを経て、日本ハムと育成契約を結んだ古川侑利投手(26)が20日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で初練習した。再出発となるこのオフはデータの測定、分析を取り入れ、投球の精度を高めるつもり。科学の力も活用しながら、早期の支配下入りを目指す。

  楽天時代から親交のある池田に付き添われ、古川侑が鎌ケ谷でトレーニングを開始した。巨人を自由契約になり、育成契約で日本ハム入り。「ここでやるより、北海道でやりたいなという思いです。1日でも早く、支配下登録されるように頑張るだけ」と力を込めた。
 来年2月のキャンプでアピールするためにも、オフは新しい試みに挑戦する。巨人時代のスタッフに勧められ、野球のデータ解析などを手がける企業「ネクストベース」に興味を持った。球の回転数や変化量などを測定、分析し、投球の特徴を明らかにする同社のプログラム「ピッチデザイン」を導入するつもりだ。
 年齢とともに「球質が微妙に少しずつ変わってきている」と実感していた。最先端の技術を駆使して解析すれば、改善点が浮き彫りになるかもしれない。1軍戦力として機能するためには、フォームや原点の直球を見直す必要がある。「もっと伸び上がるような球を投げたい。向上させたい」。背水の覚悟で戦う右腕は持ち前の探究心を生かし、チャンスをつかみ取る。(榎本真之)

近藤 特別待遇は不要

 今季パ・リーグDH部門でベストナインに選ばれ、主軸として期待されるが、特別待遇は必要ない。近年は免除されているキャンプ序盤の紅白戦も出場を想定し「そこはしっかり準備していますよ」と涼しい顔。横一線の競争は望むところで「散々な結果じゃ恥ずかしいですし、そこからアピールしないといけない」と気を引き締めていた。

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