ファイターズ
2025/03/24 18:15

《ハム番24時》3月24日


 23日のセンバツ甲子園1回戦で、九回2死からの劇的な逆転劇を演じた東海大札幌高。同校OBの今川優馬も「まさに執念でしたね」と、自身顔負けの〝執念〟を絶賛した。

 試合終盤の模様は、同じく同校OBの伏見と一緒に食堂で観戦。逆転打の場面では「『抜けろーっ!』って。寅威さんと一緒にガッツポーズして。本当にうれしかったですよ」と共に喜びを分かち合った。

 そんなドラマが生まれた九回、今川の目には一人の選手の姿が焼き付いたという。

 「九回の先頭で出た代打の子(藤根龍之介)。僕はあの子が一番、素晴らしいなと思って。僕も3年生の時に、甲子園で代打でヒットを打ったんですけど、なんか自分のように映って」。今川が自分の姿をダブらせた藤根の左前打がきっかけとなって生み出された逆転劇。「あの1点ビハインドの場面で起用されて、プレッシャーもありますし、たぶん緊張もあったと思うんですけど、本当に素晴らしいなって。彼のバッティングのおかげじゃないですか」

 センバツでは準優勝した2015年以来の初戦突破。今川のボルテージも上がりに上がっている。

 「日本一を目指してやってほしいです。打って打って、打ちまくって勝ってほしいですね。〝打の東海〟を見せつけてほしいです」。ベスト8入りを懸けた浦和実業戦はあす25日の第3試合。再び今川の笑顔が満開になるうれしい結果を、甲子園の地から届けてほしい。

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