ファイターズ
2025/03/24 19:00

《鶴岡慎也のツルのひと声》ソフトバンク時代に感じた一人一人の集中力 優勝は日本ハム! 

必然だった日本ハムのオープン戦首位

 オープン戦が終了した。しかもファイターズは首位で終えた。この成績は決して、まぐれや偶然ではない。必然だ。なんと言っても今季は各ポジションにおいて選手の層が厚い。昨秋、新庄監督がレギュラーを確約したのは、野手では「4番・野村」だけ。指揮官の頭の中には、ある程度の構想はあるはずだが、チーム内競争が激しい。それぞれが出場機会を求めて躍起になっている。となれば当然、結果に結びつく。

 ただ、ポジションがかぶっているだけではなく、各所での争いはハイレベルだ。野手でいえば、浅間や細川、キャッチャーでは清水が現状、2軍にいる。いずれも1軍クラスのプレーヤー。何度も言うが、層の厚さを物語っている。

目立たなかった新庄監督

 思い起こせば、今季はキャンプから、いい意味で新庄監督が目立っていなかった。ある程度までは選手やコーチに任せる。チームを率いた3年間で〝新庄野球〟は浸透した。「もう分かっているでしょ」、「しっかりやってね」。信頼の証しなのだろう。と同時に、それは無言のプレッシャーにもなり、選手に緊張感を与えた。

指揮官が発したメッセージ

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