【一問一答】 松本剛 開幕戦へ自身の起用法は「3パターンくらいイメージしている」
打撃練習する松本剛=撮影・松本奈央
■全体練習(3月24日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの松本剛外野手(31)が全体練習に参加。練習後、報道陣の取材に応じ、プロ14年目のシーズンを前に今の思いを激白した。選手会長の一問一答は以下の通り。
―シーズン開幕が迫ってきた
「すごく楽しみです。それが一番かなと思います」
―ここまでの仕上がりは
「しっかり自分の中で準備してきた。順調に来ていますし、体の状態も含めてすごくいい状態なので、早く始まってほしいなという気持ちです」

―チームはオープン戦で優勝。昨年との違いを感じているか
「すごく言葉が難しいですけど、オープン戦だから打っていると思われる可能性もあります。今年は違うかなと感じている部分も正直ありますし、みんな本当に状態が良い選手が多いように見えているだけかなというふうに僕は思っている。他チームの方が数字はいいですし、打率にしても。得点は、うちがホームランも多かったのかな。どちらかというと、いいところで打っている。数字的な部分では12球団の中で、いいかっていったら、そんなことない。そういうふうに見えているのはいいことなのかなと思います」
―昨季と比べてチームの雰囲気は
「みんな自信を持って試合に出ているなと思います。誰が出ても結果を残している。すごくレギュラー争いという部分では厳しいというか、厳しい戦いになるというのはキャンプの時点で感じていましたし、その通りになっているなって思う。僕自身もスタートダッシュが個人的に大事になってくる。そういう意味では最初の10試合くらいが個人的にもチームとしても大事になると思います」
―外野手のレギュラー争いは熾烈(しれつ)。ほかの選手に負けない部分は
「やってみないと分からないですね。使ってもらえたら自分の良さを出すしかないと思いますし。どういう(試合の)出方になるか分からないですけど、開幕戦に限っては3パターンくらいイメージしているので。どれでいくのか自分の中で準備しておいて、どれでも100%の準備ができるように」
外野ノックの練習をする松本剛(左)ら外野陣
―どんなシーズンにしたい
「ただただ勝ちたいというか。昨年2位というところで、悔しいシーズン、充実したシーズンという言葉が先に来るかもしれないですけど、悔しいシーズンで終わったのが事実だったので。やっぱり勝ちたいのが強いですし、今年、皆さんにも勝てると思われている。その期待に応えるのはプレッシャーにもなってくると思うんですけど、そこを楽しみながら勝ちにこだわって最後、笑って終わりたいなと思います」
―個人的な目標は
「やっぱりセンターで出たいのが強いですし。オープン戦を見てもレフトで出たり、センターで出たり。分からないですけど、(レギュラーシーズンは)140試合以上ありますので、まだまだセンターは松本だなとしっかり思われるような、そんなプレーをしたい。打撃の部分にもすごくこだわっているので、数字にもとことんこだわっていきたいです」
―本拠地・エスコンフィールドでファンにどんな姿を見せたいか
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「日本シリーズをエスコンでやりたいと選手みんな思っている。ファンの皆さんも間違いなく、そこを目指している。一緒に戦って、ここでまた、盛り上がりがある試合をしたいです」
―開幕戦は出場パターンが3つあると話していた
「みんなスタメンを予想していると思いますけど、僕も同じなので。3パターン全部、自分が出ているとは言っていないので。出ていないパターンもあるので、そこは自分の中でどうやって監督がイメージしているのか考えながら準備していますね」
―例年この時期は考える
「3パターンになったのは今年くらいですね。だいたい2パターンくらい。今年はちょっと、みんなも読めないんじゃないですか? 当たったらすごくないですか。(自身の予想を)紙に書いておこう。本当に読めないので。読めないですけど、どうなんだろう…。どういう戦い方をするのかなって思いますね」

―読めない中で開幕戦に向かう心境は
「変に気負っていないですし、(4番に内定している)野村くらいじゃないですか。本当に緊張して、やらないとなと思っているのは。それ以外の選手はどういう打順でいくかも。ある程度、イメージできている選手もいるかもですけど。外野手に関してはマンチュウ(万波)以外は分からないと思うので。みんな、いいワクワクドキドキというか。監督が先に発表するのか、僕たちも分からない。いい緊張感でいい準備ができるのかなと思います」
―新庄監督の就任当時より慣れてきた
「みんなもたぶん、いろんなパターンを予想していると思います。ジェイ(野村)だったら、どこで出るのかな。ファーストなのかな、レフトなのかな。監督はジェイに伝えているか分からないですけど。就任当初はそのイメージができないじゃないですか。今はできる状況にあるので、みんなある程度、イメージしたうちの1つだと思います」
―その中でもセンターへの思いは
「こだわりって部分では強いですし、センターで出たい、もちろん開幕もセンターで行くと自分では思っていますし、その準備はもちろんしますけど、そうじゃないパターンも準備しないと。ほかのパターンが来た時に、差し込まれるのは良くないので。客観的に自分を見たパターンと、ちょっと自分の欲を入れたパターンを考えながら準備したいなと思います」
―入念に準備するようになっている
「新庄さんになってからは、みんなそうだと思いますね。何しているか分からないじゃないですか。それが考える力をすごく生んでいると思いますし、野球にも直結している部分かなと思います」
―どのポジションで起用されても驚かない
「そうです。その打順で来たのね、ってたぶんある程度、なんとなくですけど、みんなイメージしていると思うので、それはすごく当日の楽しみですね。出たいのが一番ですけど、出てなくてもそれは監督が対(西武の開幕投手)今井に対して、勝てるベストメンバーを選ぶと思う。その期待に応えられるように、後から行っても、スタメンでもいいようにと思っています」
―作戦面でも事前に準備できるようになった
「僕も記事を見ましたけど、守備重視、機動力も言っていましたし、それが本当なのか(笑)。オープン戦を見ると、完全に四つに組んで勝っている試合ばかりなので。そのまま四つに組んでいくパターンもあるのかなと僕は思っています。当日の楽しみじゃないですか。皆さん(開幕スタメンの)予想を出してくださいね。たぶん当たらない気がしますけどね。当たったらすごくないですか」
―自身も紙に予想を書く
「書こうかな。見せないけど。紙に書いて写メ取っておこう。当たったら言おう。当たらなかったら言わないので(笑)」
