【一問一答】万波中正 「リーグ優勝、日本一は本当に目標」 個人的には…
外野ノックを受ける万波=撮影・松本奈央
■全体練習(3月24日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの万波中正外野手(24)が24日、4日後に迫ったシーズン開幕に向けて意気込みを語った。オフから打撃フォームの改造に取り組んでおり、さらなる飛躍が期待される。一問一答は以下の通り。
―プロ7年目のシーズン。ここまでの仕上がりは
「良かったり、悪かったりで、まだなんとも言えないかなと思います。正直なところ。新しい取り組みを始めたので、もっと難しいかなというか、うまくいかない日々かなと思っていたので。そういう面では少し思っていたよりは、開幕になんとか前向きに入れるかなと思います。でもやっぱり現状まだまだなので、そこはなんとか頑張っていくしかないかなと思います」
―オフは米国で打撃フォームを見直した。まだ固まっていない
「そういうことだと思います。いいバッティングだったり、おっ、というような打席はオープン戦でもちょこちょこありましたし、でも逆にまだまだ悪くなった時に、もともとある悪い癖というか、悪くなり方が出ちゃうなと感じています。そこは一進一退で、もう開幕になりますけど、辛抱強く頑張りたいです」

―もちろん、楽しみという部分もある
「楽しみな部分もありますね。やりたいことが試合で発揮できるようになれば、今までより確実にいい成績を残せるだろうなっていう期待を抱きながら自分自身、取り組んでいます。去年なかったような打球がオープン戦で何本かありましたし。バッティングで新しいことに取り組もうと思った時点で、そういう不安は常にありました。そういう状況になることは覚悟して始めたので、うまくいった時、思惑通りにバッティングできるようになった時の自分に期待したいなと思います」
―オープン戦では2本塁打を放った
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「どっちもいいバッティングでした。去年は少なかったバッティングだと感じますし、(16日のソフトバンク戦で放った)ライトへのホームランは、これは新しい感覚だなというようなホームランだった。すごい良かったかなと思います。でも、なかなかそういう感覚が続かないというか、エスコンに帰ってきてから、あまりうまくいかなかったりとか。まだ、どっちとも言えないかなっていうのが自分の正直な心情です」
―あらためて打撃フォームを変えた理由は
「キャリアハイを出したいと思っているので。キャリアハイを出したいのは念頭に置きつつ、全試合に出られれば、かなりそれに近い結果、いい成績になるかなと思っている。そのための準備だったり、トレーニングを積んでいきたいのが今年のシーズン中の目標です」
―守備の意識は
「オープン戦は打球が飛んでくることが少なかったので、なんとも言えないですけど。必ず貢献したいなって。自分の選手としての最大の特長なので、今年も当然、去年をさらに超える守備だったり、安心感をバッテリーだったり、チームに感じてもらえたら良いなと思います」

―チームはオープン戦で首位だった
「オープン戦なので、本当のところ、どうなのかなっていうのは。チームとしての落ち着きはめちゃくちゃ出てきたんじゃないかなと感じますね。オープン戦なので、相手優位の展開でも落ち着いて野球ができていた感じはありますし。バタバタしてエラーが続いたりはなかった。かなりチームとして、地に足が着いているのかな。打つ方に関しても、特に後半はひっくり返す試合が多くて、自力は付いてきたんじゃないかなと感じます」
―今年の目標は
「リーグ優勝、日本一は本当に目標ですし、今まで6年間やってきたキャリアの中でも、間違いなくチャンスがある年じゃないかなっていうふうには、プレーして感じる。本当にそういう1年にしたいですし、ちゃんと力を発揮して、ほかのパ・リーグ(球団)に勝ちきって優勝できるチームにしたいです。個人的にはMVPを取りたいというのがあるので、攻守両面でMVP目指して頑張りたいです」

―開幕戦の印象は
「まず緊張するっすね。今はないですけど、1打席目とかはとにかく緊張しますし、やっぱりボールに早く触りたいのはありますね。守備でもなるべく早く守備機会が来ると、落ち着いてその後プレーできますし、1打席目のファーストスイングをするまではかなり緊張するので、そこはそういうものかなって思っています。去年もあまり緊張せず入れるかなと思ったら、ふたを開けてみたら緊張しましたし、緊張は結構する方なので、それはそういうもんなのかなって思っています」
―今年は落ち着いて入れそう
「緊張はすると思いますね。でも、開幕戦に向かって進んでいく足取りというか、日々の過ごし方だったりトレーニングだったりは、すごい落ち着きはあるかな。ここ数年と比べて。まだまだ年齢も若いので、3年前といっても21なので。バタバタでしたけど。そこに関してはこの2年、試合に出て、落ち着いたかなと思います」
―壁を突き破りたいシーズン。ワクワク感はあるか
「ありますね。本当の意味でトップ層に食い込んでいきたいし。タイトルを取っている人と肩を並べられる選手になりたいと思いますし、評価していただけたりする一方で、本当の一流と言われている人たちとは、やっていて差があるなと自分で感じる。そういう壁をぶっ壊して、そういう皆さんを超えていきたいと思います」
