コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》三上GMの退任が上昇機運に水を差さなければいいのだが…

試合運び良く連勝で選手たちに自信
リーグ戦は20位と19位のビリ争いだったが愛媛に2-1と逆転勝ちした札幌。アウェーで暑い中でのゲームであったものの、我慢してひっくり返せた試合運びは良かった。連勝したことで選手たちに自信が芽生えたと思う。
秋田戦に続いて4バックで戦った。暑さもあって選手たちの動きは今イチであったが、前節に引き続き、プレスのバランスやボールの流れは良く、チャンスはつくれていた。そんな中、ミスからの失点で先制を許す。左サイドからの単純なクロスだったが、GK中野とDF家泉が交錯し、こぼれ球をボレーで叩き込まれた。
中野の判断ミスが多いのは気になる
当然、中野はクロスをキャッチしようと声を出していたはずだが、家泉には伝わっていなかった。伝わっていなければ声を出していないのと一緒。声が届かないのなら家泉を吹っ飛ばしてキャッチするくらいの勢いを出さないと。ディフェンダーは基本的には最後尾で状況を把握しているGKのコーチングに従うことになっている。
中野は千葉戦でも前に出ることを躊躇し、判断ミスで3点目を献上した。負け数が先行している中でGKのミスはあってはならない。中野の判断ミスが多いのは気になる。連勝、巻き返しには後ろの安定が不可欠。GK菅野の負傷でポジションを奪うチャンスなので奮起を期待したい。