アピールに燃える原康介 序列を覆すために「非常に重要」なルヴァン杯で結果を残す
パス交換をするMF原=撮影・十島功
■3月25日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は26日のルヴァン杯1回戦・J3福島ユナイテッドFC戦(福島・とうほう・みんなのスタジアム)に向け、ミニゲームなどで最終調整した。MF原康介(19)はリーグ戦で2試合連続ベンチ外だっただけに、カップ戦でのアピールに燃えている。
【道スポ読み放題! お得な年払いプラン】
「良い準備ができている」
自らのプレーで、序列を覆す。9日の千葉戦を最後に、ベンチメンバーからも遠ざかっていた原だが、この日のミニゲームでは鋭い動きを披露。クロスが相手選手に当たってゴールに吸い込まれる場面も見られた。福島戦に向けて「自分もずっと準備してきてますし、いつ出ても良いように、とは思っているので、その中で良い準備ができている」と自信をのぞかせた。
11対11でシュートを放つMF原
ドリブルが武器の原にとって、求められることは攻撃面。「監督からも『攻撃でもっと違いを見せてほしい』と言われているので、そこで自分の強みであるドリブルであったり、クロスを見せていけたら」と、しっかりと自分の役割を遂行し、チームを勝利に導くつもりだ。
序列の入れ替わりは激しい 結果を出せば次につながる
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
岩政監督が就任し、今季は全員が横一線の位置からスタートした。序列の入れ替わりも激しいだけに、カップ戦でも結果を残すことができれば、その後につながることは明白。今後のポジション争いに入っていくためにも、結果にこだわっていく。「(岩政)大樹さんの言うローテーションであったり、ここにいてほしいとか、それはしっかり考えつつも、自分の中でゴールを目指すためにどうしたらいいかを考えながら」と常に得点につながるプレーをイメージする。
11対11でボールを追うMF原(手前)
カップ戦も当然ターゲット
「タイトル獲得」を今季の目標に掲げるチームにとって、このルヴァン杯も当然、ターゲットの一つ。原も「個人としても、チームとしても、このルヴァンカップは非常に重要だと思う。一つでも上に行くためにも、競争もありますし、リーグにもつながると思うので、そこは頑張りたい」と力を込めた。
2年目のシーズンに入り、北の大地での生活にも慣れてきた。加入当初はこの寒さにとまどいもあったというが「1年目の去年よりはだいぶ慣れたかな」とニッコリ。オフには好きな温泉を巡るなど、生活の中で〝ゆとり〟も生まれつつある。プロとしてのリズムを築いてる小柄なドリブラーが、相手守備陣を切り裂いていく。
11対11で右サイドで切れ込むMF原
【道スポ読み放題! お得な年払いプラン】