【プレーバック】選抜高校野球大会2回戦 東海大札幌高2-8浦和実業(3月25日、阪神甲子園球場)

魔の八回に大量失点 痛い4失策
10年ぶり7度目出場の東海大札幌高は2回戦で初出場の浦和実業と対戦し、2-8で敗れた。2015年大会で準優勝している東海大札幌高だったが、1回戦の5失策に続き4失策と守備の乱れが響き、無念の2回戦敗退となった。
東海大札幌高はダブルエースではなく、公式戦2度目の先発となる右腕・砂田左漸投手(2年)が登板した。浦和実業もエースの石戸颯汰投手(3年)ではなく駒木根琉空投手(3年)が先発と、互いにエースはブルペンスタートで温存させ、試合が始まった。
砂田は一回1死から四球を許し、すかさず盗塁されそうになったが鈴木賢有捕手(3年)が強肩を発動してピンチを脱出。後続も打ち取り、無失点で滑り出した。しかし、二回と三回に連打と3失策が絡み3失点(自責2)。四回からはダブルエースの一人、高橋英汰投手(3年)に託した。
1回戦で12安打と好調の打線もすぐに反撃した。二回は鈴木、伊藤太一朗左翼手(3年)の左翼への二塁打で1点。三回も山田優斗三塁手(3年)の左翼線二塁打などで2死三塁とし、4番の太田勝馬一塁手(3年)が左前適時打を放って1点差とした。
四回から六回は高橋が3イニング連続3者凡退と嫌な流れを食い止めた。七回も先頭に四球は出したものの最後は併殺打として3人で仕留めた。だが八回についに捕まった。先頭の2番・佐々木に三塁打を浴びると、4番の三島にも三塁打を許すなど4失点。1死一塁からはもう一人のエース・矢吹太寛(3年)が登板したが、勢いを食い止めることはできず。この回は打者一巡の猛攻一で挙5点を奪われた。
東海大札幌高の打線は、浦和実業のエース石戸から2つの内野安打を含む散発3安打と最後まで得点を奪うことができず。安打数では互いに10安打と変わらなかったが、1回戦と同様に4つの失策が全て失点につながった。
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