高校野球
2025/03/25 23:10 NEW

【センバツ】東海大札幌高8強入りならず 2試合で合計9失策と守備に課題残す

試合後、ベンチ前で整列する東海大札幌高ナイン=撮影・小田岳史

■選抜高校野球大会(3月25日、阪神甲子園球場)
▽2回戦 東海大札幌高2-8浦和実業

 10年ぶりの8強入りを目指した東海大札幌高は、昨秋の関東大会4強の浦和実業に2-8で完敗した。1回戦に続いて勝負所で守備に乱れが生じ、4失策で8失点。攻撃では、1点を追う五回から登板した相手のエース左腕を、最後まで打ち崩すことができず、課題の残る2試合となった。

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「自分たちの弱さが出てしまった」

 安打数はともに10で同じだったが、最後まで内野を中心とした負の連鎖が止まらなかった。東海大札幌高は1回戦の5失策に続き、この日も4失策。それに対して浦和実業は堅い守備を披露して無失策。遠藤愛義監督(40)は「前の試合もそうですけど、自分たちの弱さが出てしまった結果、負けにつながった。守備のほころびがこういった舞台では大きなものになり、相手に流れが一気に行ってしまう。そういった怖さを感じられたと思うので、キャッチボールからしっかりと出直したい」。春夏連続出場を目指すの中で、大きな課題が残った。

 これが〝甲子園の魔物〟なのか。0-0の二回、2死一、三塁から右前適時打で先制された。この打球を上田就也右翼手(3年)が本塁へ悪送球。追加点こそ入らなかったが、嫌な雰囲気がダイヤモンドに漂った。

三回2死一、二塁、東海大札幌高・太田勝馬が落球

 

 その裏に同点に追いついたが、続く三回にも1点を奪われ、なおも2死一、二塁で太田勝馬一塁手(3年)が平凡な飛球を落球して失点。流れは浦和実業に傾いた。

八回の悪夢で負の連鎖が5失点に エース矢吹に継投も…

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