ファイターズ
2025/03/30 17:00

野村佑希 「ほぼ、殺害予告だった」自身への誹謗中傷より「やめてほしい」こととは

ヒーローインタビューを終え、スタンドにあいさつする野村=撮影・松本奈央

■パ・リーグ3回戦 日本ハム7-5西武(3月30日、ベルーナドーム) 

大きな期待の裏で… もがき苦しんできた若き4番

 日本ハムの「4番」野村佑希内野手(24)が2本塁打を含む3安打6打点と大爆発し、チームを開幕3連勝に導いた。今季が高卒7年目。入団以来、常に大きな期待を背負い、それに応えようともがいてきた。温かいファンに支えられる一方で、鋭利な言葉の刃を向けてくる〝アンチ〟の存在に悩むこともあった。

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 開幕4番に指名されたのは、今季が2回目だ。1回目は2年前の2023年。エスコンフィールド初の公式戦となった開幕戦で主砲を務めたが、SNSで多くの誹謗中傷を受けた。「あの時はいっぱい来ましたね。なんか、ほぼ殺害予告でした

23年の開幕戦で犠飛を放った野村だったが、試合は1-3

 

応援メッセージが多数を占めるが…

 応援の方が多いことは分かっている。それでも、邪気に満ちたメッセージは心に刺さる。

 「目につくんですよね、変なやつの方が、圧倒的に。一部なんですけど。9対1ぐらいなんですけど。『殺すぞ』とか、『死ね』とかもありますよ。ただそういうのは、(言っているのは)ガキんちょだな、変な人が言っているんだろうな、と思えるので、なんか言っているわ、ぐらいなんですけど、変に長文で送られてきたりすると、なんなんだって思いますね

24年のファンフェスで新庄監督(左)から開幕4番に指名された野村

 

活躍に比例して増えてきた言葉の暴力

 ここ1、2年、野村への期待が膨らむのと比例するように、目を覆いたくなるコメントが増えてきた。心をむしばむ声には、耳を貸さないようにしている。

 「基本的に、わざわざ見に行くようなことはしないです。わざわざ受け止める必要もない言葉なので、なるべく目が届かないようにはします」

新庄監督の姿勢が救いに

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