五十幡亮汰 あるぞ2年ぶり開幕スタメン 自慢の足で西武・今井を〝走攻撃〟
走力を生かした攻撃に期待がかかる五十幡=撮影・松本奈央
■全体練習(3月27日、ベルーナドーム)
スピード重視のオーダーに欠かせない背番号50
日本ハムの五十幡亮汰外野手(26)が自慢の足で西武の守備網に〝走攻撃〟を仕掛ける。
この日、新庄剛志監督(53)は難敵・今井に対してスピード重視のオーダーを組むことを明言。2年ぶりの開幕スタメン入りが浮上した球界屈指のスピードスターが、自慢の俊足で勝利への突破口を切り開く。
新庄監督「スピードを生かしたスタメンを考えている」
「スピードを生かしたスタメンを考えている。塁に出たらバンバン走って。ヒットが出なくても点数が取れる野球をしたい」。開幕前日に行われた両軍監督の会見で、新庄監督は今季初戦で目指す戦い方の方針を明かした。
この言葉を聞いて、多くの人の脳裏に思い浮かぶのは五十幡だろう。
同じく俊足の矢沢(右)と走塁練習をする五十幡
自身の役割は重々承知
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もちろん五十幡本人も、自身の出番が近づきつつあることを感じ取っている。
「そう簡単に点の取れるピッチャーではない。厳しい展開になっていったら、自分が出塁するか、しないかは、すごくチームにとっても大きいと思う。チームを勢い付けるためにも、もし試合に出た時は、出塁したい気持ちが大きい」。翌日に控えた一戦に向けて臨戦態勢を整えている。
上り調子で迎えるシーズン開幕
オープン戦ではチームトップタイの3盗塁をマーク。打率こそ1割台にとどまったものの、23日に行われたヤクルトとの最終戦で2安打1打点を記録するなど、着実に上昇カーブを描いている。
「調子を上げていくためにも、この開幕の3試合はすごく大事」。オープニングシリーズで結果を出すことで、熾烈(しれつ)を極めるポジション争いを制し、レギュラー定着への足がかりとすることを狙っている。

目指すはチーム9年ぶりのリーグV
「(今井は)けん制が早いので、いつものリードよりは小さくなると思う。スタートが大事になってくるので、その中で『よし、切れた!』と思える自分のスタートができるような準備をしていきたい」
絶好の走り出しで西武の守備を切り裂くのが役目だ。9年ぶりの優勝に向けてチームをロケットスタートへと導く。
