■３月２８日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

　北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹監督（４３）が２８日、翌日に控える第７節・甲府戦（午後２時キックオフ、プレド）へ向けて意気込みを語った。リーグ戦２連勝中の札幌が目指すのは、ホームでの今季初勝利。地元サポーターの大声援を背に受け、勝ち点３を奪ってみせる。一問一答は以下の通り。

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―ルヴァン杯（２６日）があって、いつもと違う流れの１週間になった
「代表から戻ってきた選手もいてコンディションはそれぞれ違います。それぞれに合わせて明日へのプランを考えました。愛媛戦（２３日）で出た選手を、そんなにルヴァンへ連れて行っていませんので大きな影響はないと思ってます」

―甲府の印象は
「攻撃に特長のある選手が多い。結果としては苦しんでいますが、力のあるチームだと思っています」

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―リーグ戦は連勝中。チームの雰囲気や勢いをどう感じている
「僕の仕事は勢いがあるかどうかを考えることではないので、その辺（の評価）は周りの皆さんにお任せします。いつも言うように勝っても負けても自分たちのできていること、できていないことを分析してチームづくりを進めていくことを常に考えています。すみません、毎回同じような話で。今はそういう段階ですし、その作業を繰り返すことはできています」

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―日々の繰り返しを経て第７節まで来た。成熟度、手応えは
「それも皆さんが評価してくれればいい。（評価を）語って良い仕事だと思っています。僕は手応えを伝えるのでなくピッチ上で表現して、結果を出す仕事なので。最終的にシーズンが終わったときや、僕がここを去るときに、どこまで進んだかを周りが評価してくれればいいと思っています」

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―アウェーでの試合が続いてホームに帰ってくる
「これは大きいですよ。７分の６がアウェーは、なかなかハードな日程。４連敗の後に勝ち点６を持って帰ってこられたのは、そのときに考えられる最高の状況。ホームに帰ってきたのでサポーターの皆さんに２試合で成長したところを見せたい。いろいろな仕組みが変わっているので、そこもまた楽しんでいただきたい」

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―リーグ戦は２試合連続最少失点。要因は

「バランスを整えたこともあるし、選手たちの意識が変わっていることもある。ケガ人が帰ってきたこともあるので複合的な理由がある。僕は根深い問題という言葉を使っていますが、それはずっと潜んでいる。おとといの試合でも露呈しましたが、判断のところで培ってきてないものが散見される。ここは継続的に映像を見せたりトレーニングでやっていくしかない。７年間違う習慣でやってきたことを３カ月では変えられない。継続的に我慢強くやっていきます。一方でスタートのメンバーは戦術理解や守備の判断、攻撃の判断が優れた選手を並べられている。いずれ無失点もできると思うし、失点が減っているのは必然と思っています」

―バランスを整えたのは４バックの採用か
「守備時の４バックはずっと変わってないです。攻撃の時に４バックになっているという方が伝え方としては正しいと思います。攻撃、守備時に３バックというのも公式戦で何試合かやっている。その試合によってどちらも使っている状況。この２試合は攻守共に４バックという言い方が正しい。可変する形は、どうしてもポジションを入れ替えるまでの齟齬が出るので、それが生まれないような状況をつくっている。あとは選手の個性。バランスを崩す選手と崩さない選手のバランスを整えている。誰が動いて、誰が動かないかが大事。そこに今は気を付けています」

―３試合連続複数得点。思い描く流動性が出てきたか
「そうですね。ただ一番（の理由）はケガ人が帰ってきたことです。最初の数試合も今のメンバーがいれば得点は入っていたと思う。僕が何かを整えたのではなく、大きいのは選手の質と考えています。サッカーは守備のバランスが整うことで攻撃にも好循環が生まれる。チャンスをつくれたりゴールが生まれた事による自信が大きい。得点が３、２、３と取れたことは選手たちにとって前向きな要素。セットプレー含め、いろいろな形で取れているのは狙っていた結果なので、良いことだと思っています」

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