スパチョーク チャナティップとの再会でパワー充電 リーグ戦3連勝へ「力を合わせて良い試合に」
タイでの代表活動を終えてチームに合流したスパチョーク(右)。リーグ戦3連勝への貢献を誓う=撮影・宮西雄太郎
■3月28日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
タイ代表の活動から帰還
北海道コンサドーレ札幌は28日、札幌市内で甲府戦(29日14時キックオフ、プレド)へ向けて全体練習を行った。タイでの代表活動を終えたMFスパチョーク(26)はチームに合流し、フルメニューを消化。リーグ戦3連勝を目指す札幌に、心強い戦力が帰ってきた。
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最低限の2連勝に貢献
充実の時間を過ごし、北の大地に舞い戻った。アジアカップ予選のアフガニスタン戦とスリランカ戦に先発出場したスパチョークは、2戦合計で約150分間ピッチに立ち、母国の連勝に貢献した。

「2試合とも勝利できて、チームとしては最低限のデキかなと思う。個人的な評価をするなら細かいところを見たら、もっと良いプレーができた。毎回、代表ではいろいろ得られる。今回はチームメートに会えたこと、タイに帰れたことでリフレッシュになった。それが自分にとって必要だったので」
尊敬するチャナ先輩が良い雰囲気に
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帰国中はタイ料理に舌鼓を打ち英気を養った。また、尊敬するレジェンドとの再会によって大きなパワーを得たという。「キャンプではチャナティップがよく喋ります(笑)。みんなでじゃれ合うときはチャナティップが冗談を言って笑わせてくれる。それでチームは良い雰囲気になった」と、札幌の先輩でもある男の立ち居振る舞いに感謝した。
良い流れを継続して3連勝へ
不在だった愛媛戦でチームは勝利し、貴重な勝ち点3を上積み。試合は映像で確認しており「誰が出ても持っている最大限の能力を出せば、やってくれると信じていた。勝ち点3を取ったことでチームは良い方向に向かっていく」と仲間の奮闘を称賛した。
次戦は自らが活躍する番だと自覚する。スパチョークは「今度はホームでサポーターも付いてくれる。相手も良いものを持っているけどリスペクトしすぎず、自分たちのサッカーをやれば3連勝できる」と、ホーム初白星への貢献を誓った。

1つのゴールが起爆剤になる
クラブの今季初ゴールを挙げた背番号7はチームを勝たせるため、どん欲にゴールへ迫るつもりだ。「(2023年の公式戦)9ゴールを越える得点を決めたいと思っている。サッカー選手は1つのゴールが起爆剤になるので。そして何よりもチームが勝つことにフォーカスしたい。力を合わせて良い試合にします」。柔らかな笑顔の中に、勝負師としての覚悟がにじんだ。
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