コンサドーレ
白井陽斗が途中出場で存在感「また負けたか…。その雰囲気を壊さないと」

■J2第7節 札幌0-1甲府(3月29日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
北海道コンサドーレ札幌のFW白井陽斗(25)が29日、ホームで開催された甲府戦に途中出場し、能力の一端を示した。後半開始から投入されると、持ち味のスピードを存分に発揮。加入2季目の点取り屋が、相手ゴールを脅かした。
渾身ヘッド弾かれて感情むき出しに
札幌の切り札が、幾度も見せ場を生み出した。後半11分。ペナルティーエリア手前から送られた馬場の浮き球に反応した背番号71は、迷わずヘディングシュートを選択。枠内を捉えたボールが相手GKの好セーブに阻まれると、頭を抱えて感情をむき出しにした。
最終ライン5人体制で守りを固める甲府に対して、最も得点に迫った瞬間だった。限られた出場時間の中でハイパフォーマンスを披露したが、試合後は悔しさばかりを口にした。

「あのヘディングはJ1の外国人なら決めている。チェック(スパチョーク)から間に通ったパスも、途中で倒されてシュートまで行けなかった場面もJ1の選手なら決めている。ファーストタッチや最初の一歩、最後の一歩…。見ている人が気付かないような小さいことが、自分にはまだまだ足りない」