レイエス 猛打賞&全打席出塁 開幕3連戦で打率5割超えの大暴れ
八回無死、中前打を放ったレイエス=撮影・松本奈央
■パ・リーグ3回戦 日本ハム7-5西武(3月30日、ベルーナドーム)
3打数3安打1四球で勝利に大貢献
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が「3番・DH」で先発出場し、3打数3安打1四球と全打席出塁の大活躍。その全てがチームの得点につながり、球団63年ぶりとなる開幕3連勝に大きく貢献した。
野村の大爆発をアシスト
2本塁打6打点と、野村の大活躍がクローズアップされた一戦。だが、背番号99がこの日に見せた働きぶりは、決して露払いにとどまるものではなかった。
一回2死走者なしで迎えた第1打席では、三塁線を鋭く破る二塁打を放ってチャンスメーク。続く野村の二塁打で一気に本塁に生還し、貴重な先制点を演出した。続く第2打席では四球を選び、野村の3ランで再びホームベースを踏んだ。
一回2死、二塁打を放つレイエス
随所に好走塁も披露 試合後にはトークもさく裂
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そして五回にはショートへ痛烈な当たりを放つと、打球は源田のグラブをはじき、左中間を転々とした。
「一塁を駆け回った時に、外野手からボールが結構、離れていたので(二塁へ)行こうと決めた」。瞬時の状況判断と好走塁で一気に二塁を陥れた。この日は196センチ、135キロの巨体が塁間を激走するシーンが何度も見られたが、「ベースランニング(での疲れ)は問題ない。(球場から外に出る)階段で疲れました(笑)」と、おどけた表情を見せていた。
先頭で迎えた八回の第4打席でもセンター前へとはじき返し、猛打賞を達成。ここでお役御免となった。代走で出場した奈良間が、石井のヒットで7点目のホームを踏んだ。終わってみれば、4度の得点機すべてに絡む結果となった。

チームトップの打率.545 「やる気に満ちあふれている」
開幕3連戦での成績は11打数6安打1本塁打。チームトップの打率.545をマークするなど、強力な打棒でチームをけん引している。
「やる気に満ちあふれていて、やるべきことをやったという感じなので、この結果に関しては本当に満足しています」と、心身ともに絶好調をキープしている。
エスコンでも起こすレイエス旋風
「春のキャンプに遅れて合流したけれど、母国でやってきた練習が、今のこの結果につながっている。こういう結果になって本当にうれしいです」
西武を3タテし、自身もチームも最高潮のまま、いよいよホーム開幕の時を迎える。ベルーナドームで吹き荒れたレイエスという名のハリケーンが、さらに勢力を強めてエスコンフィールド北海道へと上陸する。
