コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》後半途中出場したあの選手のキレある動きがチームを活性化させた

ルヴァン杯敗退はチームにとってマイナス
ルヴァン杯の福島戦は3-6で初戦敗退となった札幌。序盤は2-0とリードする展開だっただけに、ゲーム運びの甘さが悔やまれる。控え組中心のメンバーだったとはいえ、カテゴリーが下のJ3のチームに敗れるのはプロとして論外である。リーグ戦の方は、やっと連勝して上昇気流に乗りかけていたところだったので、下からの突き上げがなくなったのはチームにとって大きなマイナス。天皇杯が残っているものの、控え組のアピール、成長するチャンスが減ってしまったのは残念である。
退屈だった甲府戦 「成長段階」を言い訳にしないで
ルヴァン杯敗退でいい流れを繋げられなかった影響が出た(?)リーグ戦の甲府戦。まあ、退屈な90分間であった。序盤にコーナーから失点し、そのまま盛り上がりもなくタイムアップ。敵将の元札幌の大塚監督が相変わらず真面目で一生懸命頑張っていたのが、このゲームの一番の印象だったくらい、何もなかった。岩政監督も試合後のコメントでは怒りを露わにしていたが、「成長段階」を言い訳にしてほしくない。それを言ったらどこのチームも成長段階でしょ。ペトロヴィッチ体制からの移行で確かにチーム作りは大変だろうが…。
システムを4-4-2の4バックにして連勝してきた札幌だったが、甲府戦ではうまくプレスがはまらずゲームの主導権を握れなかった。相変わらずポゼッションだけはいつも相手を上回るが、有効な攻撃をほとんど繰り出せなかった。コーナーからの失点はあったが、序盤の早い時間だったので焦る必要は全くなかったのに。