「完投で終わってくれたら、デイトナくんも喜ぶ」

　日本ハムの新庄剛志監督（５３）が１日、ソフトバンクとのホーム開幕戦を前に、フェラーリで球場入りした。通称「デイトナ」と呼ばれるスポーツカーで、〝ギターの神様〟エリック・クラプトンが９０年から12年間所有した貴重な車両。軽快な運転で颯爽（さっそう）と現れた指揮官の一問一答は以下の通り。

―どういう経緯で、乗ることになったのか
「開幕から３連勝して、エスコンの１発目。なんと、僕が大好きなエリック・クラプトンさんが、９０年から１２年間、ずっと乗り続けた車をＴ×Ｔさんが購入していて、『これに乗って行きたい』と伝えたら、『安全運転してよ、ぶつけないでよ』と言われて、乗ってきました。僕がファイターズに選手として入って、引退試合の時の曲に、エリック・クラプトンさんの『Tears in Heaven』を使わせてもらった。たぶん、この車の中で、歌詞を考えていたんじゃないかなーって思いながら。きょうは運転中に、エリック・クラプトンさんの曲を流しながら来ようと思って。流そうと思ったら、なかった（笑）」

―野球のことは何か考えながら来たか
「いや、それはないです。心の中でTears in Heavenを歌っていました」

―４連勝を懸けてのホーム開幕戦
「いやいやもう、目標は１４３勝なので。きょうはエース、もうエースですよね、伊藤大海くんが、完封とまではいかないとは思うんですけど、完投で終わってくれたら、デイトナくんも喜ぶと思うので、楽しみにしています」

―伊藤とは何か話をしたか
「まずは、金村くんを開幕投手に推薦してくれてありがとうということは伝えました」

―反応は
「しっかり準備して、最高の結果を出してくれたので、次は僕です、ということは言っていました」

―試合を楽しみにしている
「はい。セレモニーがどんな感じか僕も楽しみだし、皆さん、楽しみにしておいてください」