水谷瞬 復帰戦で1安打 開幕目前で離脱も「そこまでショックは大きくはなかった」理由は…
復帰戦で豪快にフルスイングする水谷=撮影・近藤裕介
■イースタン・リーグ1回戦 巨人3-5日本ハム(4月4日、鎌ケ谷スタジアム)
2週間ぶりの実戦で〝らしさ〟披露
左脇腹の違和感で離脱していた日本ハムの水谷瞬外野手(24)が4日、2軍戦に「2番・DH」で先発。3月21日のヤクルトとのオープン戦以来2週間ぶりの実戦復帰を果たした。
2打席目に右前打を放ち、3打数1安打。豪快なフルスイングに、走塁も問題なくこなし「久々に試合で打席に立てたことも良かったですし、その中で1本(安打が)出たというのも良かったのかなと思います 。しっかり振れましたし、怖さもなかったので、順調なのかなと思います」と順調な回復をアピールした。
復帰戦で右前打を放つ水谷
手応えは十分 「やりたいことがやれた」
出場予定だった前日3日の同ロッテ戦が雨天中止となり、仕切り直しの一戦。復帰後初打席となった一回の第1打席は一邪飛に倒れたが、四回の第2打席で相手先発の下手投げ右腕・高橋礼を捉え、右前に運んだ。
「ボールの見え方も特に変わったところはなかったですし、やりたいことがやれた」と手応えを口にした。
常に目指す進化 すべてを生かす
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ただの復活ではなく、進化を目指している。
「(けが明けだからといって)もったいない打席をつくっても、先につながらない。やりたいことをやって、三振なら仕方ない。教材として生きるような打席、良かった点、反省点が生まれるような打席にしようと思っていました。きょうはヒットは出ましたけど、(甘い球を打ち損じて)ホームランを2本、損している。そういう反省点もありましたし、ヒットの中には、ただヒットというだけではない、良かった点がたくさん詰め込まれた1本だった。良い点も反省点も出て、いい一日だったんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。
復帰戦で安打を放ち、出塁した水谷(中央)
全幅の信頼を置く佐藤コーチとの濃密な時間
開幕1軍をほぼ手中に収めていた中で、無念の離脱となった。悔しさは当然あったが、すぐに気持ちを切り替えた。鎌ケ谷には、昨季から頻繁に指導を受け、信頼を置く佐藤2軍打撃コーチがいる。
「(離脱すると)そうなった時点で、僕の中での照準、目先の目標は鎌ケ谷でしっかり治して、ただ復帰するだけじゃなくて、レベルアップして戻ること。友亮さん(佐藤コーチ)がいて、すぐに話せる環境がある。なので、そこまでショックは大きくなかったです。すぐに、良い準備をすると気持ちが切り替わったので。実際に友亮さんに会って、ああでもない、こうでもないと、しっかり時間を取ってできている。すごく良い時間だと思っていますし、やってきたことをあらためておさらいして、こうだから、ここがこうつながっている、というようなことを実感できています」
1軍昇格へ着々 仕切り直しへ気持ち新た
今後は体の状態を見極めつつ、問題なければ守備にも就いて、1軍復帰への準備を進めていく。
「もちろん、開幕1軍、開幕スタメンというのは全選手の目標。そこを狙って、目の前まできていて悔しさはありましたけど、開幕より1年通してどうやって活躍するかが大事。10試合程度、離脱しても、そこから1年間しっかり活躍できた方が良い1年になると思う。正直、開幕に出られるのがベストかもしれないですけど、終わった時に誰が開幕スタメンだったかなんて覚えていない。逆に、僕がそこ(1軍復帰)からバーンと行ったら、けがをしていたことを誰も覚えていなくなるので」。シーズンが終わった時、開幕に不在だったことを誰もが忘れるほどの大活躍を果たしてみせる。