吉田賢吾 衝撃の2試合連続ホームラン プロ2号を生み出した〝新兵器〟と日頃からの意識
六回2死、吉田がソロ本塁打を放つ=撮影・松本奈央
■パ・リーグ1回戦 オリックス4-3日本ハム(4月4日、エスコンフィールド北海道)
売り出し中の背番号60がまた打った!
衝撃的な2戦連発弾だ。日本ハムの吉田賢吾捕手(24)が「3番・左翼」で先発し、六回の第3打席で右翼ブルペンに飛び込む2号ソロを放った。
今季から導入した新たな武器と、常に大事にしている意識で生み出した一発。日に日に存在感を高めているニューフェースが、この勢いのままチームの主力へとのし上がる。
納得の一打 「右方向は自分のセールスポイント」
2日のソフトバンク戦(エスコン)で、プロ入り3年目にして初の本塁打をマークし、勝利に貢献した。その余韻がまだ残る本拠地の舞台で、再びライトスタンドへとアーチをかけた。
「右方向に打つのは、もともと自分のセールスポイント。良いコンタクトができたかなと」と振り返った。
六回2死、ソロ本塁打を放った吉田
「丸太」でかっ飛ばした2号ソロ
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相手の先発は好投手・宮城。難敵攻略のために用いた秘策が奏功した。逆方向への強い意識と今年から使い始めたバット。新たな〝相棒〟は全体が太く、自身で「丸太」と称している。
「普通にいったら(バットとボールの)接点がないのは分かっていたので、練習から常に反対方向に入るボールの軌道を心がけていた。高めだったけど、うまくかぶせられた。バットを2種類、使っていて、普段のバットだとヘッドが垂れすぎてファウルになるイメージがあったので、きょうは今年から入れたバットで打った。良い方向に行ったのかな」。普段、使用している、全体的に細身のバットとの使い分けによって生まれた一発。〝二刀流〟で生み出す勝負強いバッティングからは、さらなる活躍の予感が漂う。
六回2死、ソロ本塁打を放った吉田(右)を迎える新庄監督=撮影・岩崎勝
狙い通りの一発 「自然と反応できている」
インパクト大の一撃を生み出したもう一つの要因が、高めの速球への対応だ。日頃の練習から意識している。キャンプで行っていたティーバッティングでは、自身の顔ぐらいの高さにティーを置き、高い打点で黙々とバットを振った。
「(練習の)イメージは高めの速い真っすぐ。どんどん球の速いピッチャーが出てきて、ハイボールでの勝負も増えてきている。速い真っすぐをはじけないと勝負にならない」と語っていた。その言葉通り、この日は高めの147キロをはじき返した。まさに狙いとしている球だった。「日頃からやっている分、ああいうところでのバットの出し方は、自然と反応できている」。地道な練習の成果が、結果となって現れた格好だ。
六回2死、ソロ本塁打を放った吉田(右)がチームメートとハイタッチを交わす
まだまだ発展途上にある24歳
ホームランという最高の結果を出した一方で、八回のチャンスでピッチャーゴロに倒れるなど、悔しさも味わった。
1軍通算15試合目で手にした大きな手応えと向上心。背番号60がさらなる成長を遂げていく。
八回1死二、三塁、吉田(右)の投ゴロの間に三走・矢沢(左)が本塁生還を狙うもアウトになる