今季初アーチを放った万波中正 FA加入の右腕を感激させた「年下の仕事」 この日の試合後も…
一回2死、ソロ本塁打を放った万波=撮影・小田岳史
■パ・リーグ2回戦 オリックス11-1日本ハム(4月5日、エスコンフィールド北海道)
日本ハム・万波中正外野手(24)が5日、エスコンフィールド北海道で行われたオリックス戦に「3番・右翼」で先発出場。開幕から7試合目で今季初アーチとなる左越えソロを放ち、「7試合目? そんなもんじゃないですか。良くなってくれば出るかなって。今日のところはうまく打てました」と淡々と振り返った。
オフから取り組む打撃フォーム改良の成果が
3点先制された直後の一回。2死から相手先発・九里のスライダーを豪快に左翼席へ運んだ。前日4日の同戦では今季初打点となる適時二塁打を放ち、塁上で感情をあらわにするシーンもあった。オフから打撃フォームの改良に取り組んでいる成果を「うまく出せました」とうなずいた。
一回2死、今季1号となるソロ本塁打を放つ万波=撮影・岩崎勝
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今年でプロ7年目。侍ジャパンの常連メンバーに名を連ね、チームの顔と呼ばれる存在になった。7日に25歳の誕生日を迎えるが「まだまだ年齢も若い」と気持ちはフレッシュだ。
春季キャンプ中は、午前7時には球場入り。一番乗りして、朝のルーティンを黙々とこなしていた。万波にとっていつもの行動が、中日からFA加入した福谷の心を動かした。
「リスペクトする面が増えました」
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「マンチュウ(万波)が一番早く(球場に)来て、しかも『若い選手の決まりなんです』って言いながらロッカーでタオルを配ってくれるんですよ。ファイターズに来る前のマンチュウの姿とイメージが違って。元々すごい選手だなと思っていましたけど、リスペクトする面が増えました」。
九回2死三塁、オリックス・オリバレスの右飛を好捕する万波=撮影・岩崎勝
「ただでさえリスペクトしているのに」
ベテラン右腕はタオルを配布することが、若手選手の仕事だと思っていない。ただただ、その役目を万波がやっていることに驚いた。「ドラゴンズだと配るの(文化)がなくて、自分で持って行く。最初の一枚をイスにかけたりしてくれていた。まさかマンチュウがしてくれるなんて、びっくりしました。僕としてはすごくいいなって思いました。ただでさえリスペクトしているのに」。謙虚な姿勢に尊敬の念を抱いたという。
「大体、僕が一番早くロッカーに行くので」
ベテラン右腕の思いを伝え聞いた万波は「うれしいですね」。照れくさそうな表情を浮かべ「年下の仕事ですから。大体、僕が一番早くロッカーに行くので」と言葉をつないだ。
この日、チームは1―11と大敗を喫した。重苦しいムードが漂う中、試合終了直後のベンチには、使い終わったタオル、ペットボトルを回収する背番号66の姿があった。
試合終了後、ベンチの片付けをする万波