高校野球
2025/04/14 12:00 NEW

【’25ドラフト道産子有望株】②札幌日大高の窪田洋祐投手 驚異のバネ誇る侍ジャパンU-18代表候補

侍ジャパンU-18代表候補の札幌日大高・窪田。最速148キロ右腕&長距離砲の二刀流だ=撮影・西川薫

打者として評価の高い二刀流

 今秋のプロ野球ドラフト会議で指名が期待される選手を先取りする「’25ドラフト道産子有望株」。第2回は4月3日から5日に行われた侍ジャパンU-18日本代表候補合宿に道内からただ一人選ばれた札幌日大高の148キロ右腕・窪田洋祐(3年)を紹介する。垂直跳び88センチ、スイングスピード164キロと、たぐいまれな身体能力で打撃への評価も高く、投手として選出された合宿でも柵越えを披露。NPB10球団が興味を示しており、現時点では打者としての評価が高いが、窪田自身は投手でのプロ入りを目指していく構えだ。

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 昨夏の甲子園は「4番・中堅」で登板機会がなかった窪田だが、センバツ甲子園を沸かせた球児たちが集まった代表候補合宿では、投げては145キロをマークし、打っては打撃マシンを相手に柵越え。二刀流のベールを脱いだ。投手でプロ入りを目指す理由は「ピッチャーが楽しくて野球をやっていたから」。打者としても能力を発揮するだけに最終的には「評価される方に行きたい」と、まずはプロを第一優先に自らの才能と将来性をより高く買ってくれる球団に行くつもりだ。

身体能力に自信あり「技術はここから巻き返す」

 高校生では規格外のバネの持ち主だ。身長は昨秋から1センチ伸びて186。幼い頃からクラスで1、2位を争う。体重は同じく4キロ増の88。今年1月に記録した垂直跳びは驚異の88センチで、プロバスケットボール選手の中に入ってもトップ級の数字だ。両足をそろえての三段跳びは90センチ。バットの金属製と木製の違いはあるが、スイングスピードの164キロもNPBトップクラスに匹敵する。

 合宿では濃密な3日間を過ごし、「身体能力では全然負けていないと思ってます。技術は全く及ばないんですけど、それはここから巻き返してやっていければ」。成長カーブはまだまだ右肩上がり。全国の強者に追いつくためにも、まだ時間はある。

成長を促した悔しい経験とは…

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