ファイターズ
2025/04/09 00:15

伊藤大海が120球完投で今季初勝利 継投託された武田投手コーチが九回のマウンドに送った思いとは―

完投で今季初勝利を飾り、伏見(左)とハイタッチを交わす伊藤=撮影・桜田史宏

■パ・リーグ1回戦 日本ハム5-2楽天(4月8日、楽天モバイルパーク宮城)

自己最多の13奪三振

 日本ハムの伊藤大海投手(27)が8日、楽天戦に先発し、自己最多の13三振を奪い、今季初勝利を完投で飾った。本拠地開幕戦を託された1日のソフトバンク戦は、5回5失点と悔しい思いをしていた。この日は尻上がりに調子を上げ、これぞエースのピッチングを見せた。

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先制弾を打たれたことで大胆に

 二回1死一塁から浅村に2ランを被弾。「前回が前回だったので慎重に行きすぎた部分もある。ホームランを打たれてあそこで大胆になれたのはあります」。先制弾を浴びたことで、割り切ることができた。

 球場表示で出た最速154キロについては「たぶん出ていない。誤表示だと思います」と否定したが、力強いストレートを軸に三振の山を築いた。四回には万波の同点2ランが飛び出し、「すぐ追いついてもらったので、そこでまた集中力がガッと上がって」と勢いに乗っていった。

 試合開始直後の気温は11、2度ほど。寒さ対策として「肘にタオルを巻くくらい」と話していたものの、イニング間にはアウターを着るシーンもあり「さすがに寒すぎました。強がっちゃいました」と照れ笑い。それでも、マウンドでは半袖スタイルを貫いた。

武田コーチも同じ気持ちで続投決断 その頃、ブルペンでは…

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