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2025/04/18 17:00 NEW

【連載コラム】マシンガンズ西堀のそぞろ歩き⑰ 〝Mr. THE SECOND〟が面白いと思ったヤツら

新橋駅周辺で西日を浴びたたずむ西堀=撮影・小田岳史

今の時代に仕事をするということ

 我々の仕事だとあんまりピンとこないけど、新年度が始まったな~。お金の作業をあんまり自分たちでするわけでもないし、全く実感がない(笑)。本当に、芸人は世間からズレてるよね。

 太田プロにも新卒の社会人が入ってきたよ。今の時代ね、これから会社勤めする人って、入った先がその人の最後の職場にはならない可能性ってすごく高いと思う。だから、あんまり仕事に対して最初から気合を入れちゃうと、それがその人のベースになって、調子が悪くなってきたなって思ったとしても、そこまで引き上げなきゃいけなくなっちゃうからさ。あまり最初から無理して気持ちを入れすぎないようにしてほしいよ。

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 仕事を変えたって死なないしさ。昔みたいに会社が潰れないっていう保証もないし。昔は好きだと思えることを仕事にしない方がいいっていう人もいたけど、やっぱり好きなことを仕事にした方がいいよね。もっと給料が欲しいなと思ったとしても、働いている時間が嫌じゃない方がいいからさ。

やる人生と、やらなかった人生

 俺が芸人を始める前は、バイトしていたところにそのまま働くことになっていたから、入社式とかもなかったな。気持ちのどっかで、札幌でこういう風に働いていく人生なのかな、ってのも少しはあったかも。それでも芸人をやってみようと思えたのは、何も背負ってなかったからかな。もしも自分に奥さんがいたり、子供がいたりすると、なかなかできない部分もあったかもしれないな。

 でも結局、どの道を通っても最後はみんな「これで良かったんだな」って言うんだと思う。上を目指していくようなことを「やらなかったら一生後悔する」っていう人もいるけど、「やったらできなかった」ということもいっぱいあるはずだから。いずれにしても、その仕事が向いているか向いてないかを10代とか20代前半で決めるのは難しいよな。

見取り図の方が大変だったろうな

 次は俺たちの話。THE SECONDの開幕戦ノックアウトステージ32→16、見取り図を破って無事に勝ち上がれました! 点数も295点の高得点が出てびっくりしたよ。見取り図の方が状況的には大変だったろうな。誰もが知っていて、M-1グランプリにも出てる実力派だし、ハードルが高くなってたから。俺たちは行き当たりばったり芸みたいなところもあるけど、点数が高かったってことは「パワーは落ちてねぇぞ」ってことを誇示できたんじゃないかな。

相方の挙動で「スン!」となるとき THE SECONDの優勝候補は…

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