ファイターズ
2025/04/09 23:30

《岩本勉のガン流F論》ピッチャーは繊細な生き物 加藤貴と柳川の好投で再認識

■パ・リーグ2回戦 日本ハム8-2楽天(4月9日、楽天モバイルパーク宮城)

バランスの良い点の取り方

 快勝と言ってもいい試合だった。まずは打線に触れたい。17安打は当然ながら、評価すべきは連打で得点を奪えているということ。五回には3連打。八回には5連打だ。しかも上位、下位とも、打線に名を連ねた選手がホームを踏んだ。バランス良く得点できている証拠だ。寒い仙台で実に元気がいい。日本ハム打線は今、活発と言える。

大爆発が待たれる清宮、万波、野村

 ただ、満足はしたくない。この日、先制の本塁打を放った万波も含め、清宮に野村を加えた3人。先頭に立ってチームを引っ張っていかなければならない3選手の大爆発が待たれる。

 清宮も打点は稼げてはいる。万波も打率こそ低いが、ホームランが出ているうちは絶不調に陥ることはない。だが、3人とも、こんなもんやないで! もっている能力はいずれも素晴らしい。だからこそ、さらなる活躍に期待したい。

神経質になってあげた新庄監督と投手コーチ

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