ファイターズ
北山亘基 26歳誕生日を白星で飾る 「もう1回立ち返って」原点回帰で取り戻したものは

■パ・リーグ3回戦 日本ハム10ー0楽天(4月10日、楽天モバイルパーク宮城)
この日26歳の誕生日を迎えた日本ハムの北山亘基投手が、6回無失点、8奪三振の好投で今季2勝目をマーク。野手陣から大量援護点という〝誕生日プレゼント〟も追い風に、自らの記念日に花を添え、敵地でカード3連勝という最高の結果で締めくくった。
楽天ファンも祝福「すごくうれしかった」
投げては4投手での完封リレー、打っては16安打10得点と、幾多のF戦士が活躍したこの試合。チームを代表してお立ち台に立った北山のインタビューが終わると、球場内にはバースデーソングの演奏が流れ、日本ハムファンはもちろん、楽天ファンからも祝福の声が上がった。これには北山も「楽天のレフトスタンドの(ファンの)皆さんも、僕のヒーローインタビューの後におめでとうと言ってくれて。すごくうれしかったです」と、杜の都のファンへ感謝の言葉を口にした。
初戦で感じた反省を、2度目の先発マウンドで生かしてみせた。前回登板では5回0/3、自責1という内容で勝利投手となったものの、「前回登板では変化球に頼っていた部分があり、自分の持ち味が出し切れなかったところも正直あった」と、今季初勝利の喜び以上に反省点を感じるマウンドとなった。それだけに今回は「今日は自分の真っすぐを軸にして、初回から押していくというところに、もう1回立ち返って試合に入ろう」と、150キロ超のストレートという、自らのストロングポイントを強く意識していた。