高嶺朋樹が道産子3選手所属の水戸に今季2度目の2連勝誓う「草野さんは小学校ぐらいから知ってます」
今季2度目の2連勝へ気合が入るMF高嶺主将=撮影・西川薫
■4月11日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は11日、札幌市内で全体練習を行い、アウェー水戸戦(12日、茨城・ケーズデンキスタジアム水戸)へ向けて敵地に移動した。MF高嶺朋樹主将(27)は筑波大時代に4年間を過ごした茨城の地で、今季4度目の勝ち点3を持って帰ることを誓った。
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4月5日の徳島戦を1-0で勝利し、喜ぶ札幌イレブン。中央はMF高嶺主将
連勝しないと上と差は縮められない
前節・徳島戦(1○0)で今季初のクリーンシートを達成した守備陣。「水戸はサイドに速い選手がいて、フォワードも個人で何とかできる選手がいる印象。自分たちにとってJ1昇格においては連勝しないと上との差は縮められないので、必ず勝たなきゃいけない試合」と気合が入っている。
「サッカー人生に本当に生きてる」 大学時代を過ごした地で必勝誓う
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茨城はサッカー選手として転機となった地だ。札幌U-18からトップ昇格を果たせず筑波大へ進学。そこで大きく成長して札幌でプロデビューを飾った。その後は柏、海外挑戦を経て、今季J2の札幌へ復帰。主将も務めるなど、クラブになくてはならない存在へと成長している。
「自分にとって、サッカー人生においても、すごく大きい4年間だった。大学では、自分がどう成長していくかは自分で考えて過ごしていかないといけない。過ごし方によっては自由なので、自分を律する力もつきましたし、ピッチ内外、本当にレベルが高い選手たちと一緒にできた。意識の高い選手たちとできたことによって今、自分のサッカー人生に本当に生きてるなと感じます」
松原、草野、野瀬と3選手が道産子
水戸には函館出身で23年シーズンまで札幌でプレーしたGK松原修平(32)、さらに音更町出身のFW草野侑己(28)、釧路出身のMF野瀬龍世(25)の3人の道産子がプレーしている。草野は高嶺の1学年上だが「草野さんは小学校ぐらいから知ってます。試合もやったことあります。その時からフォワードだったと思います。1個上ですごい選手がいるっていう話は聞いてました」。草野は3月30日いわき戦で今季初ゴールを決めるなど中心選手として活躍。知った中だが、試合となれば全力で止めにかかる。
前日練習に臨むMF高嶺主将(奥)=撮影・中本翔
一気にジャンプアップする可能性も
札幌は勝ち点9で16位。水戸も同じ勝ち点だが得失点差で15位にいる。勝ち点12の7位・徳島から勝ち点3差の17位・秋田までの間には11クラブがひしめき合う混戦だ。連勝で一気にジャンプアップする可能性もある。「自分たちは、本当にJ1昇格のために戦うだけ。相手がどうこうとかというのはなくて、必ず勝たなきゃいけない」。闘志あふれるプレーで、4月反攻を加速させる。
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