ファイターズ
《ハム番24時》4月11日

今季初の移動ゲームだった。10日に仙台でナイターを行い、この日午前の便で帰道。そのままエスコンに入り、試合に臨む。特に主力野手や中継ぎ投手の負担は大きい。今月6日に1軍昇格した生田目に聞くと「全然、ハードじゃないでしょ。まだ始まったばかりなので大丈夫ですよ」と余裕の表情だった。
2月に誕生日を迎え、30歳になった右腕。勝ち負けの展開を問わず、さまざまな場面で登板する可能性がある。ブルペンで肩をつくる機会は多く、タフな役回りだ。よくよく聞くと、20代のころと比較し、体の変化は実感しているそう。「筋肉痛がちょっと遅くなってきた。若いころは(登板の)次の日ぐらいにきていたのが、一日空いてくるようになりました」と苦笑いを浮かべた。
マウンド上で気持ちを高ぶらせ、打者に立ち向かうタイプ。投げた日はぐっすり眠れているのか、気になって尋ねると「結構、睡眠不足気味ですね。たぶん、アドレナリンが出て。投げるイニングも遅いですし。眠ろうとしても落ち着かないし、そこは難しいところ」と教えてくれた。
体が資本のプロアスリートと全く次元は異なるが、40代の記者も筋肉痛が遅れてくる、眠りが浅くなる現象を十数年前から経験している。話を聞いて勝手に共感し、親近感を持った。