【プレーバック・コメント入り】J2第9節 水戸3-1札幌

■4月12日、茨城・ケーズデンキスタジアム水戸
前半25分に馬場が痛恨一発レッド
北海道コンサドーレ札幌は水戸ホーリーホックとアウェーで対戦し、1-3で敗れた。
勝ち点9で並ぶ水戸に対して2連勝を狙った札幌だったが、かなわなかった。スタートはDF家泉怜依(25)の体調不良もあり、前節から2人のメンバーを入れ替え。DF中村桐耶(24)が2試合ぶり先発で左CB、MF田中克幸(23)が7試合ぶりに先発してボランチに入った。
前半、攻守の入れ替わりが激しく、まだ落ち着かない時間帯の4分。風下の札幌は左サイドをMF山本の強引なドリブルで突破され、味方DF3人が引きつけられたところでFW奥田にボールが渡り、そのままゴールのニア上を打ち抜かれてしまった。
いきなり先制を許した札幌も反撃を仕掛け、同23分は右CKで相手GKが弾いたこぼれ球をMF近藤友喜(24)が押し込んで同点に持ち込んだ。
流れが札幌に傾きかけたが、直後の同25分、相手陣内でプレスを掛けに行ったDF馬場晴也(23)のタックルが危険行為と見なされ、一発レッド。判定を不服とする札幌と反論する水戸の両者が入り乱れる中でFWアマドゥ・バカヨコ(29)も警告を受けた。札幌は1人退場となり、残り時間を10人で戦うこととなった。
そこから4-4-1で凌いでいた札幌は同33分、バカヨコに代えてDFパクミンギュ(29)を左サイドバックに、MF高嶺朋樹(27)はボランチ、1トップにはFW白井陽斗(25)を置いた。
同37分、近藤がロングボールに反応して相手選手と競り合いながらペナルティーエリア内右隅から侵入しかけたところで、GK西川のタックルで倒されたが、ここはファールも取ってもらえず。近藤の右足首には西川の足が入っていたが、少し治療を施し、そのままプレーを続けた。
札幌は一人少ないことを感じさせないくらい互角に戦っていたが、前半アディショナルタイム3分、自陣ペナルティーエリア内にロングボールを入れられ、風で少しボールが変化したのか中村はFW渡辺に簡単に振り切られ、左足での勝ち越しゴールを許してしまう。
ハーフタイムはMF長谷川竜也(31)を右サイド、MF木戸柊摩(22)をボランチに入れ、3-4-2のような布陣で白井と近藤が2トップを組む。
すると後半は札幌の攻撃の流れが良くなり、攻め込む場面が増えていった。同14分には、白井、近藤に代えてMFスパチョーク(26)、古巣対戦となったFW中島大嘉(22)を入れてさらに攻勢をかけていく。
しかし、同21分、相手MF斎藤の中央ドリブルシュートからこぼれ球をまたも渡辺に詰められて追加点を許してしまう。1-3となり、その後の反撃もむなしく追加点を奪えなかった。