《水戸戦後》今年初めてなんじゃないですかね、このような事象は。非常に情けなく思っている
■J2第9節 水戸3-1札幌(4月12日、茨城・ケーズデンキスタジアム水戸)
【近藤友喜がセットプレーから一時同点弾も数的不利を覆せず「やり続けるしかないので…」】
―試合を振り返って
「細かいところをいろいろ映像で振り返りたいところがありますが、1000人以上のサポーターの方々が札幌から、北海道からいらっしゃって、その中で見せるようなゲームじゃなかった。おそらくまだ5分以内だったと思いますが、開始早々の失点。(不用意な失点が徳島戦で)1試合なくなったと思ったら、また同じように出てきて。それも水戸さんからすると素晴らしいゴールだったかもしれませんけども、僕たちからすると、2人、3人と軽い対応をして、開始早々にあのような失点が起こるということは、チームが抱えてる大きな課題だと認識している。一つ目の酷い点でした。そのあと、感情をコントロールできない選手もいましたし、退場者を出してしまったのが、二つ目の酷い点でした。そして10人になってからうまくゲームコントロールができて、前半1-1で終わっていれば、後半にいろんな勝負をかけられたと思いますけども、自分たちがゲームをコントロールしている時間帯でのアディショナルタイムの失点。前半最後の失点ですね。ここの失点の仕方も非常に安い失点でしたし、順位に関係なく、局面での失点でしたので、そこはまた同じように酷い点でした。後半は、何人かの選手たちは最後まで戦う姿勢を見せてくれましたので、その選手たちとともにチームを立て直していきたい」
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―10人になってからのシステム変更に関して
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「前半に関しては、4-4-1にして、プレスの行き方、行くとしてもどこに行くのかということ、ボールを持たせながら時間を経過させるというプランの中で、前半終了間際までは非常に良い戦いができました。(スコアが)1-2になってしまいましたので、後半に関しては5-3-1のような形で、近藤、白井のスピードを生かして得点を取りに行かなきゃいけないというのもありましたので、そこはスペースを埋めて、ある程度そこで前向きに奪えれば、彼らのスピードを出して、ゲームプランは1-2で問題ないと。最終的にチェック(スパチョーク)を出して勝負に出るということを伝えながら、非常にうまく戦えたかな。3点目を取られてから苦しくなりましたけども、10人になってからの戦いは、選手たちは非常によくやろうとしていた。ただ、風の影響もあったかもしれませんけども、やはり失点のところは非常に重く受け止めておりますし、関与した選手たちのパフォーマンスにも不満はありますし、映像を振り返って、もう一度、正確な情報で精査したい」
―前節先発した家泉に代えて中村を先発に起用
「体調不良です」
―馬場が一発退場したシーンと、近藤がペナルティーエリア付近で倒されたシーンのジャッジについて
「選手たちのプレーに関しては、きょうは非常によくなかった。前節の相手チームの選手が、うちの選手にやった行為を挙げて、僕はあのような行為が好きではない、ピッチ上で見せるべきではないし、サポーターの皆さんとか、サッカーファンの皆さんに見せるプレーではないと(言った)。そういう事象が、試合の中で自分たちは起こさないように、相手選手に起こったとしても、自分たちはしないようにと話をしましたけども、同じようなものではなかったかもしれませんけども、相手選手の挑発に苛立つような選手たちがいて、自分たちのパフォーマンスが出せなくて、おそらく自分たちの出来というか、試合でまた同じように失点してしまったことに対する苛立ちの方が大きかったんじゃないかなと想像してます。いずれにしても、自分たちがコントロールして、しっかりプレーすべきだったと思いますけども、風の影響、失点の影響、相手のやり方の影響というところで、自分たちのパフォーマンスを出せなかった。今年初めてなんじゃないですかね、このような事象は。非常に情けなく思っている。自分が監督として。判定に関しては、ちょっと映像を見直していないので、特に馬場のところ、近藤のところもですが、コメントすべき材料が今のところ自分にはないです。外から見ていた印象でいくと、非常に軽率なプレーだった。あれがカードに相当するかどうかは別にして、あのタイミングであのように飛び込むのは、見え方としてレッドになってもおかしくないと僕は感じました。僕も選手だったから、そのような判定をされてしまうプレーをした時点で選手の負けというか責任ですので、良いプレーではなかった」
―バカヨコを前半で交代
「カードをもらってましたこともありますし、チームの戦術的な狙いの中で、馬場がいなくなってしまったところで青木と田中克がボランチの状況でしたが、1-1の時間を長くするというメッセージも含めて、選択しました。起用した選手の中で、うまくそれに応えている選手と、そうでない選手たちがいた。その辺りの原因もいろいろと分析していきたい」
―立て直しは攻撃と守備では守備が重点か
「きょうは後ろがイレギュラーな状況で、DFラインが変わってしまって、個人的にはメンバーが変わっても同じようにパフォーマンスを出したいと思っていますけども、きょうのパフォーマンスを見てると、まだそういう状況じゃないと思いますし、ここはメンバーが戻ってくるということを期待して、そこに少しずつですが、いろんな選手がちゃんとパフォーマンスを出せるようにしないといけない。メンバーを変えることもそうですし、それで解決できない問題も分析してあると思いますので、しっかりそこは解決しないと。ただ、きょうの状況に関しては、風が強いとか、立ち上がりに失点してしまったとかで、いろんな状況がイレギュラーな形だったので、立て直し云々という面でいくと、試合の入りとか、メンタリティーとか、退場のところとか、感情のコントロールとかが多い気がしますが、サッカー的なところは、あまり次の試合に繋がることが多くない気はしています。分析して、また選手たちにフィードバックしていきたい」
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