【一問一答】矢沢宏太 九回に代打でタイムリー「代走の準備をしていて、バットも持っていなくて…」
九回2死一、二塁、適時打を放った矢沢(右)=撮影・松本奈央
■パ・リーグ5回戦 西武2-1日本ハム(4月12日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの矢沢宏太投手兼外野手(24)が九回2死一、二塁で代打出場し、平良海馬投手(25)から1点差に迫る中前適時打を放った。一問一答は以下の通り。
―代打で適時打。どんな気持ちで打席に入ったか
「後ろに(松本)剛さんもいましたし、剛さんにつなげば逆転のチャンスがあるんじゃないかという感じで、2アウトだったので、とにかく次のバッターにつなげるように」
―追い込まれてからの対応はどう考えていたか
「真っすぐなしで追い込まれたので、真っすぐを空振りしないように。その中で変化球も空振りしないように。全部ですね。全部という感じで待っていました」
九回2死一、二塁、代打の矢沢が適時打を放つ
―1打席で結果を出した。どんな気持ちか
「ボスが信頼して代打に送ってくれたと思っていますし、それは勝手に、良い意味で勘違いして自信を持って、打席に立つだけかなと思って。その中で良い1打席だったかなと思います」
―前日は今井からフェンス直撃の二塁打。好投手に対応できている
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「そうですね。真っすぐをファウルにしないで、前に良い打球を飛ばせていることが大事かなと。それができないと勝負にならないと思いますし、駆け引きも始まらないので、そこは一つ大事な部分かなと思います」

―ベンチでも、いけるという雰囲気があったか
「もうベンチの裏で代走の準備をしていて、バットも持っていなくて、ネクスト行けって言われた感じだった。急に準備したのが逆に良かったのかなと思います」
―代打の準備はこれまであったか
「シーズン中はないですね。基本、代走で、点差によって、1人目か2人目か、イソさん(五十幡)とどっちが先に行くかを話しながらやっています」
―出場機会を増やす一本だった
「そうですね。左バッターで、左ピッチャーではスタメンで出ていないですけど、代打の左バッターの1番目も本当に貴重なポジションだと思いますし、もちろん代走もしっかり良い準備をしていきたいなと思っています」
九回2死一、二塁、矢沢(右)が適時打を放ち、谷内コーチとタッチを交わす=撮影・岩崎勝
―新庄監督が、きのうのような大飛球を期待していたと
「2ストライクに追い込まれるまでは、僕もイメージしていたんですけど、追い込まれたので、なんとか剛さんにという感じでした」
―スタメンと代打で気持ちは変わるか
「気持ちは一緒ですけど、周りの気持ちが違うので、すごい盛り上がっているなと感じながら、冷静に打席に立っていたいなと思っています」