ファイターズ
2025/04/12 21:00 NEW

金村尚真 苦しみながらも粘りの投球で6回無失点 にじむ主戦投手としての自覚

6回無失点と粘投した金村=撮影・松本奈央

■パ・リーグ5回戦 西武2-1日本ハム(4月12日、エスコンフィールド北海道)

苦心のマウンドも価値ある粘投 

 日本ハムの金村尚真投手(24)が先発マウンドに上がり、6回無失点と粘りの投球を見せた。3者凡退のイニングはなく、6イニングで5度も得点圏に走者を背負う投球となったが、生還だけは許さなかった。

 苦心の投球でも無失点で終えたことに価値はある。今季、開幕投手を任された3年目右腕は、エースへの階段を1歩ずつ上がろうとしている。

前回の反省を生かす投球を披露

 三回終了時点での投球数は70球。制球力の高い金村が3四球を与えるなど、苦しい投球だったのは、数字でも明白だった。毎回のように走者を得点圏に進められるピンチの連続。「なかなかリズムに乗ることができませんでしたし、決め球を一発で決められないっていうのが多かった。やっぱり決めきれないところが課題」と振り返った。だが、ホームベースだけは踏ませなかった。

 前回登板した4月5日のオリックス戦では一回に3失点と簡単に先制点を許し、四回にも2失点を喫する4回5失点の投球だっただけに、同じ轍(てつ)は踏まなかった。

五回、西武・平沼を三ゴロに打ち取り、笑顔を見せる金村

 

徐々にテンポアップ 女房役には感謝しきり

 

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