《荒木大輔のズバリ解投》4番で使い続けてもいい野村 外す理由が見当たらない
■パ・リーグ6回戦 西武7-2日本ハム(4月13日、エスコンフィールド北海道)
自分から崩れていったバーヘイゲン
先発マウンドに上がったバーヘイゲンが流れを明け渡してしまった。リズムに乗れなかったのがすべてだ。その要因は自分にある。際どいボールに対する審判の判定にイライラしていた。ただ、客観的に見ると、ボール球。自分から崩れていったと言うしかない。
ボールの力は昨季と雲泥の差
悪い時の〝バギーさん〟が出てしまった。ただ、相変わらずボールは強い。昨季に比べると、雲泥の差だ。経験も豊富で力もある。切り替えて次戦に臨んでもらいたい。
「らしい」打撃ができている野村
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目を見張ったというか、頼もしく映ったのが野村だ。「らしい」バッティングができている。長打も打てるが、彼の魅力は広角に打てること。三回のタイムリーは実に見事だった。8球ファウルした末にライトへ運んだ。厳しいコースを攻められ、ヒットゾーンに持っていけるボールは1球もなかった。それをファウルで粘りに粘って、最後に仕留めた。その後、遊ゴロなどもあったが、しっかりと捉えることができていた。
久しぶりの再会 いい表情をしていた
新庄監督から開幕4番に指名された。15試合は固定とのことだったが、このまま4番で使い続けてもいい。むしろ、外す理由が見当たらない。試合前、久しぶりに顔を合わせた。いい表情をしていた。痛めていた右太もも裏に関しても「もう大丈夫です。走れます」と言っていた。心配はないだろう。
万波は魅せることができる選手
幸太郎(清宮)は4打数無安打1四球。状態が悪いというわけではなく、相手にしっかり投げ込まれたという印象だった。万波は2本出た。次につながる良いきっかけになるはずだ。七回のレーザービームは見事だった。魅せることができる選手。万波に憧れを抱く子どもたちも多いだろう。それぞれが確実に成長している。