ファイターズ
2025/04/13 19:05

《SHINJOの信条》古林が準備万端。23日のエスコンでの試合で初先発、投げてもらいます

■パ・リーグ6回戦 西武7-2日本ハム(4月13日、エスコンフィールド北海道)

―試合を振り返って
「負けたのは残念ですけど、この日曜日に超満員の中、こういう試合を見せてしまったところがものすごく悔しい。選手たちは、早い選手は6時台には球場に来て、体を温めて、ストレッチをしてトレーニングをして。一生懸命ファンのみんなに良い試合を見せようという努力はみんなしているので、次は良い試合を見せられるように。1試合目に、郡司くんがサヨナラホームランを打ったような試合を見せようと、選手たちは一生懸命、毎日取り組んでいるので、待っていてください」

―三回、野村が粘って10球目にヒット。どう見たか
「4番として15試合目(正しくは14試合目)で、きっちり打点を稼いだというところは、大したものだなと思います。これからも野村くんは4番として打席に立ってもらいます」

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―ファウルで粘れていた
「バッティングの調子自体はそこまで絶好調というわけではないんですけど、しっかりああいうふうに、詰まりながらも結果が出て、打点も挙げた。ああいうヒットが調子を上げていくので、皆さん期待しておいてください」

―水野、矢沢のつながりは
「こういう点差で集中力がちょっと緩んでしまうところでのヒットは、評価したいと思います」

―万波の好返球もあった
「彼の得意としている強い肩で刺せたんですけど、欲を言うならば、もう少し、あの距離であれば、チャージもしっかりできて、もう少し低いボールで刺せていたら、満点です」

―吉田がプロ初マスクとなった
「今後、彼もマスクをかぶってもらう時が来ると思うので、一回でも守って経験させていくということで、使ってみました」

―今週は6連戦で4勝2敗
「十分じゃないですか。ちょっと疲れも出てきていますけど、どこのチームも一緒のことなので、経験の一つとして、疲れながらもどうやって戦っていくかというところは、やっていきたいと思います」

―今年のエスコンユニホームの印象は
「僕は好きです。足が長く見えるので(笑)。きょう、会見させてもらったのは理由があります。きのう、台湾のスーパースター、古林がファームで89球を投げて、さあ、準備万端というところで、23日のエスコンでの試合(楽天戦)で初先発、投げてもらいます。それを報告したかった。うまくいったら、打線とのつながりもありますけど、本当に最多勝を狙えるぐらいの投手と僕は見ているので、23日、しっかり期待してもらって良いと思います」

―古林は、きのうの投球を見て決断したのか
「いや、もう球数。100ぐらいのイメージでしたけど、89球を投げられたので、結果関係なしに(昇格を決めた)。こっち(1軍)で投げてもらわないといけないピッチャーなので。まあ、緊張はすると思うんですけど、そういう舞台では結構、投げているピッチャーなのでね。そこまでグワーって気合を入れすぎずに投げてもらえたら、勝ちは付いてくると思いますけどね」

―ファームでの投球内容はどうだったか
「いいですよ。いい。あのゆったりしたフォームから、スピードガンでは150キロ以上。バッターからしたら打ちづらい真っすぐと、あとは変化球のカーブとか、肩口から入ってくる。一回、目線が上にパッと浮いてしまうような、一瞬バッターの動きを止めるような変化球も持っているし、テンポも良いしね。バッターのタイミングをずらすクイックとかも、ランナーがいなくてもしてくれる。まず最初は、七回ぐらいまで投げてもらえたら良いかなと思います。球数次第ですけど」

―調整が順調なら、このタイミングでというのは前から考えていたか
「うん。もう先発で投げてもらうと伝えた時に、計画を持って、何回か投げさせて、きのう100球近く投げてもらって、23日というのは決めていました。やっぱりエスコンじゃないといけない投手なので」

―バーヘイゲンとの入れ替えか
「ですね」

―これから1軍に合流するか
「します。ちょっと慣れさせておかないと。まあ、もう慣れているだろうけど」

―次のZOZOマリンからか
「来ますね。一緒に練習して、生活をみんなと一緒にしてもらって」

―試合前、野村に声をかけていたが、アドバイスがあったか
「僕がいつも言うのはタイミング。ずーっと見ていて、良い時のタイミングの取り方と、悪くなった時のタイミングが(違う)。僕はゆっくり早く、ピッチャーのボールを線で描いてほしい。長くボールを見てほしい。悪くなってくると、どうしても点で打ってしまうから。(最近は)点で打ち気味だったので『ちょっとゆったりゆったり、持ってきて持ってきて打ちにいこうよ』ということを伝えて。そういう打ち方をすると、きょうみたいに詰まってもヒットコースに飛んでいく。いいバッターはそれがつながるんですよね。慌てて出ていって差し込まれるバッターというのは、良い結果を出せていない。僕が慌てて打ちにいって、詰まるバッターだったから…笑うとこ、笑うとこ(笑)」

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―アドバイスがきょうの試合に生きた
「集中するから、そういう意識がポーンって飛ぶかもしれないですけど、結果的にきっかけがあれば、1打席目は必ずそういうふうにするので。意識してやらないと、できないものなので。特にランナーがいない時は、ゆっくりタイミングを取れるじゃないですか。ランナーがいる時はちょっと難しいんですけどね。クイックで来るから、どうしても小刻みになってしまうので。やっぱりきっかけなんですよ。ちょっとしたきっかけで、一気に、その試合から調子が落ちてしまうというのがバッティングなので。僕は調子が悪い時は内野安打か、詰まってのポテンヒットをきっかけにさせるというか、そういう結果が出てほしいなという見方をずっとしています。だいたい調子が上がっていくんですよ」

―(送球を当てて)負傷した口元を保護するためのマスクは監督が渡したのか
「うん。(当初はネックウオーマーをしていて)暑そうでしょ。暑い暑いって言っていたから、もうマスクしたらって。『マスクして良いんですか?』と言うから、していいやろ、怒られたら取りゃいいよって。あれ(ネックウオーマー)もマスクみたいなもんやろ。びちゃびちゃ汗かいて」

―ほかにも結果を出す選手がいる中、野村に4番を託すのは
「いないでしょ。誰がいます? 今のところ」

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―レイエスは
「いや、あまり今、良くないので。野村くんしかいないかなと」

―まず開幕から15試合は任せると話していたが、期待通りか
「もちろん、もちろん。打率どうこうじゃなくて、こういう試合でもしっかり打点を稼ぐというところ。でも4番、4番、4番…そこまで4番って大事ですかね? 1打席目だけでしょ? あとは(打順の巡りが)どんどんどんどん変わりません? だからそこまで4番は…。僕はアメリカに行って、全チームと言っていいほど、初回に回ってくる3番にすごい良いバッターを置いていたので。日本は4番って言いますけど、1打席目が終わったら変わるので。でも打ちたいでしょうね、日本の選手は4番をね」

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