ファイターズ
2025/04/13 19:45

生田目翼 アクシデントを乗り越えて魂の0封 開幕2軍の悔しさ力に変えて

六回、西武・源田の打球が左膝に当たり、倒れ込む生田目=撮影・松本奈央

■パ・リーグ6回戦 西武7-2日本ハム(4月13日、エスコンフィールド北海道)

見事な火消しでトータル1回⅓を無失点

 日本ハムの生田目翼投手(30)が五回途中から3番手で登板した。2死二塁のピンチで後続を断ち切るなど、1回⅓を無失点に抑えた。

 六回には打球が左膝に当たるアクシデントもあったが、逆境をはね除けて、無失点試合を「3」まで伸ばした。

打球直撃も直後に軽快なフィールディング

 その瞬間、エスコンフィールド北海道に詰めかけた3万人を超える観衆が息をのんだ。六回、西武の先頭・源田の打球が、生田目の左膝に直撃。生田目はその場に倒れ込み、しばらく起き上がることができなかった。続投が危ぶまれたが、治療を受けた背番号13が再びグラウンドに姿を現すと、球場内には安堵の拍手が大きく鳴り響いた。

六回、西武・源田の打球が左膝に当たり、倒れ込む生田目

 

 「(一度ベンチに)下がって、また出てきた時に、もちろんファイターズファンからも拍手をいただきましたけど、西武ファンの方からも拍手をいただいて。すごいうれしかったです」。その応援に応えるかのように、続く長谷川の投ゴロを、軽快なフィールディングでさばいて併殺を完成。結果的に3人でこの回を終えて、チームのムードを盛り上げた。幸い大事には至らなかったようで、試合後には「当たった瞬間は痛かったんですけど、全然、大丈夫です」と無事をアピールした。

六回無死一塁、西武・長谷川の投ゴロを捕球し、併殺に取った生田目=撮影・岩崎勝

 

助け合うリリーフ陣

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