夏季スポーツ
2025/04/15 16:30 NEW

ママさんハードラー寺田明日香が〝F新庄式引退〟表明 9月の世界選手権を集大成に 清宮親子もエール

日本ハム清宮のバットを父・克幸さん(左)から贈呈された寺田明日香(中央)=撮影・金田翔

競技者としての第一線を退く決意

 陸上女子100メートル障害の元日本記録保持者で2021年東京五輪代表の寺田明日香(35、ジャパンクリエイト、恵庭北高出)が15日、東京都内で記者会見し「今季で競技者としての第一線を退くことを決意した」と涙ながらに表明した。4度目となる世界選手権(9月、東京)出場を目指し「集大成として臨む。(代表選考を兼ねる7月の)日本選手権は勝ち逃げしたい」と語った。

来年も地方大会には転戦

 来季は日本選手権には出場せず、地方の大会転戦や技術指導などに重きを置く意向。「引退」の言葉は使わず「競技の経験や挑戦する楽しさを次世代につなぎ、少しでも夢や目標の原動力となってくれたら」と願った。

 北海道出身で35歳の寺田は全国高校総体を3連覇し、日本選手権でも10年まで3連覇。13年に一度引退したが、結婚や出産を経て16年から7人制ラグビーで復帰した。19年に陸上に戻って日本選手初の12秒台をマーク。21年には日本記録を2度更新するなど、この種目を長くけん引してきた。

愛娘・果緒さんが陸上を始めてくれた

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