【一問一答】吉田賢吾 代打でトドメの3点三塁打「自分みたいな選手は…」
六回1死満塁、走者一掃の三塁打を放った吉田=撮影・小田岳史
■パ・リーグ1回戦 日本ハム9-3ロッテ(4月15日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムの吉田賢吾捕手(24)が1点を勝ち越した直後の六回1死満塁で代打登場。右中間を破る3点三塁打を放ち、ロッテにトドメを刺した。現役ドラフトで加入し、勝負強い打撃でチームの力となっている背番号60のヒーローインタビュー、試合後の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―ビジターでのヒーローインタビューをどう感じるか
「あまりそのへんは関係ないかなと思います(苦笑)」
―どんな気持ちで打席に入ったか
「良いつながりをしていたので、自分もその流れに乗っていこうかなと思いました」
―打った瞬間は
「打った瞬間に抜けるのが分かったので、必死に走りました」

―今年は転機の一年になりそう
「個人としても、勝負の年だと思ってやっているので、このチャンスをつかみたいなと思っています」
―ファイターズファンへ
「本日はすごく風の強い中で、応援ありがとうございました。今後も1勝1勝チームで積み上げていくので、今後も応援をよろしくお願いします」
【試合後の取材】
―代打でロッテを突き放す3点三塁打。狙い球を絞っていったのか
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「はい。ピッチャーのタイプもそうですし、満塁だったので押し出しも嫌だと思うので、変わりっぱなでインコースもないと思って、踏み込んでいきました」
六回1死満塁、3点三塁打を放つ吉田=撮影・岩崎勝
―それにはキャッチャーとしての経験も生きているか
「それがキャッチャーの経験なのかは分からないですけど、今までやってきた野球の環境が良かったというのも、もちろんあります。技術がない分、考えて打つというのは自分のテーマなので、そこが生きたのかなと」
―3点ビハインドから一気に逆転した場面での代打。打席での心境は
「チャンスだったので、良い流れでつながっていたので、その流れに乗ろうと思って。あとは併殺を打ったらどうしようとか、そういうマイナスなことは考えずに、流れに一緒に乗って、積極的にいこうと思いました」
―六回、ベンチのムードはどうだったか
「(ベンチの)裏で(代打の)準備をしていたので。あれだけ点が入って、ああいう感じだったので、ベンチの雰囲気はもちろん良いと思います」
―勝ち越した後の打席ということで、気持ち的に楽に入れたのでは
「いや、あまり変わらずに」
―きょうのような打線のつながりの良さをどう感じるか
「きょうはああいう形でつながって、1つのイニングでまとめて点を取って、という感じでしたけど、ほかのイニングを見ると、つながりというのがもう1つ、2つ足りない。きょうは結果としてあのイニングで試合が決まったので良かったと思うんですけど、もう少し先発ピッチャーが楽になる展開を、早い段階でチームとしてつくらなければいけないと思います」

―自身の三塁打がトドメとなったが、チームに勝利を導いた感触はどうか
「チームが勝つことが一番なので、そういった面では良かったかなと思います」
―ビジターでは今季7戦全勝。やりやすさを感じているか
「いや、そのあたりはたぶん誰も気付いていないと思います(笑)。ビジターで負けていないとかは」
―代打で結果を出したことで、また一つ自信になったのでは
「自信になったというよりも、本当にこういうチャンスをものにしていかないと、自分みたいな選手は、どんどんチャンスをなくしてしまうと思うので。前の2試合も代打で、個人的には良いコンタクトもできて、ヒット性の当たりがどちらも正面ということだったので。代打で、なおかつ右ピッチャーで(結果を)出せたというのは、自分の起用法も自分で広げていくしかないと思うので、そういった面では良かったかなと思います」
