Vリーグ
2025/04/16 22:20

SVライセンス取得済みだったイエスタが悲劇のVリーグ残留決定 郡浩也主将「言葉を失いました」

シーズン報告会で質問に応えるイエスタの郡主将(左)=撮影・十島功

SVリーグ理事会で準加盟に決定

 悔しさ募るVリーグ残留―。北海道イエロースターズが16日、札幌市内のホテルでスポンサーを対象としたシーズン報告会を行った。2025-26年シーズンのSVリーグ昇格を狙っていたイエスタだったが、この日に行われた同リーグの理事会で継続審議とされていたヴォレアス北海道にSVライセンスが交付され、取得クラブが11クラブとなった。SVリーグは偶数クラブで編成するため、ライセンスを交付されたクラブが奇数となった場合は既存クラブが優先される。イエスタもライセンスは取得しているが、来季はSV準加盟クラブとなり、戦いの場はVリーグとなることが決まった。来季は翌シーズンから参入するための土台作りに尽力する。まずは今季かなわなかったVリーグ王者の座を全力で奪いに行く。

今季はVリーグ東地区で1位

 最善を尽くしたが、吉報は届かなかった。今季、イエスタはVリーグ東地区を制したが、プレーオフセミファイナルで初代年間王者となった西地区2位のフラーゴラッド鹿児島にフルセットで敗戦し、シーズンを終えていた。3月の理事会で新たにSVライセンスを取得していたイエスタだったが、SVリーグが基本とするチーム数の関係から来季の参入はお預けとなった。

スポンサーへのシーズン報告会を行った北海道イエロースターズ

 

それでも前を向く澤野社長と郡主将

 澤野佑介代表取締役社長(42)から残留という結果を伝えられたOH(アウトサイドヒッター)郡浩也主将(29)は「言葉を失いました」。澤野社長自身も「率直に悔しいです」と正直な気持ちを吐露した。しかし、悔やんでばかりもいられない。澤野社長は「ルールはルールとしてありますので、来年のシーズンは必ずイエロースターズがSVで戦えることを目標に付加価値の高いことを続けて参ります」と前を向き、郡も「僕たちはVリーグの舞台で勝っていけたら」と力を込めた。

来季もイエスタ所属を決めた郡主将「このチームが…を見届けたい」

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