《SHINJOの信条・試合前》12球団でもトップと言っていい足を持っているのに。怒っておきます

■パ・リーグ4回戦 日本ハム―オリックス(4月18日、京セラドーム大阪)
―(練習中に自ら水谷の昇格に触れ)
「水谷くん、上げる気はなかった、まだ。ホームランを1本、打てと。脇腹だから、ホームランを打てと言っておいて、力が入っても痛みが出なかったら合格かなと。そういうメッセージを送っていたところ、矢沢くんがけがをしてしまった。それで早まった。不運でしたけど、僕の中では何か、水谷くんを(このタイミングで)呼んでおきなさいよ、というメッセージじゃないかと。きょうからスタメンで出るんですけど、何か持ってきてくれているような気がする。あの(矢沢の)けがについては、キャンプ中からずっと言っていた。ぶつかるプレーは絶対にないようにと。1個目のエラーがなければ、余裕で捕れていたかもしれないし。そこはつながっているので。12球団でもトップと言っていい足を持っているのに。厄介な診断になるかもしれない。なかなかあの足はドラフトで取れない。怒っておきます。アホか、なんちゅうプレーしとんねん(笑)」
―昇格してきた水谷の状態はどう見ているか
「ファームのゲームの結果とか、当てにならないでしょ。ピッチャーのレベルも下がっているし。タイミングの取り方、振り方、ファウルの仕方とか、良くなってきていたので。1番でいきたかったけど、ファームでずっと2番を打っていたから、きょう2番でいきます」
―センターを守るか
「そう。センターが一番、簡単なので。外野の中で。ただ、指示をしないといけない。矢沢くんのレフトのああいうプレーもあったし、きょうはセンターで」
―インスタグラムでバントを解禁すると
「そのへん、突っ込まないで(笑)。突っ込まれたら、答えようがないから」
―打撃練習中、五十幡にアドバイスを送っていたが
「いろいろ工夫していますけど、バントの構えで打つのは、遅れている感じがして。慌ててバットを出してもファウルが多いでしょ。だったらもう、バットを寝かせてピッチャーが投げる前からトップをつくって、点で打たずに線を引いて、そこにバットを入れたらどうかと。面で面で、左中間にフライを打つイメージで、内からバットが出てくるようにと言いました。(バントの構えからだと)間に合わないような気がする。見た目でね」
―バットを寝かした状態で打ちにいく
「楽にして、ぶつけてくれたらいい。振るのではなくて。内野のいないところに。いても彼の足ならちょっと左右に3、4歩でも(横に打球が飛べば)可能性がある。慌てるしね、内野手が。ファウル、ファウルばかりだったら、イメージがね…。(今は)低めの変化球かインコースの真っすぐで空振りしてしまうんじゃないかなと、想像が湧きませんか。それをちょっと削っていこうじゃないかと。想像させないように。ポーンとショートの上。甘くきたところは引っ張れる力はある。パンチ力はあるから。ランナーで出られたら嫌ですからね。ピッチャーは早く投げないといけないし、2ボールになると、しっかりしたボールを投げたいから、多少、パワーをためるような投げ方になる。そこを突けるのは、矢沢くんと五十幡くんと松本(剛)くんだから。なんとかしたいんですけど。(五十幡は)スタメンで出て1試合2本とか続けて打てば、(レギュラーは)決まりでしょ。1死三塁で五十幡くんがランナーなら、浅めの外野フライで(セーフになる)。浅めのレフトフライでも外野手は早く投げたいから慌てる。左肩が開いて、(送球を)シュート回転させるだけでも勝ちだから」
―(自ら口を開き)
「吉田正尚くん(レッドソックス)、何をしているんですか。けが? けがをしてしまったらいい選手もね。でも彼なら治ったら、一気に爆発できる。でも、向こうは、捉えたと思ったら、ちょっとずつボールが動くから。ゴロが増えだして、嫌だと思って違う打ち方をするとまた狂いだしてくる。全然、違いますよ、本当に。こっちが小細工してしまったら、今度は曲がらないとか」
―メジャーでプレーしていると慣れるものか
「慣れない(笑)。だって打つ前まで真っすぐで来ていて、一球一球、どちらに曲がるか分からない。それは予測できないでしょ。知らん(笑)」
―(再び自ら口を開き)
「しかし、ピッチャーを代えたら代えたで、あそこは代えるべきじゃないだろとか(笑)。普通に抑えたらいい継投と。ねえ。代える前からここはもう、代えないとダメですよ、代えるべきじゃないと言うのなら分かるけど、代えた後なら何とでも言えるわ(笑)」
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