【一問一答】山県秀 プロ初ヒットは内野安打「最初1番って聞こえて、おっ、と思ったんですけど、8番でした(笑)」
二回1死、遊撃に内野安打を放つ山県=撮影・井上浩明
■パ・リーグ4回戦 日本ハム1-2オリックス(4月18日、京セラドーム大阪)
日本ハムのドラフト5位ルーキー・山県秀内野手(22)が「8番・二塁」でプロ初の先発出場を果たし、二回の第1打席でプロ初安打をマークした。遊撃へのゴロだったが、快足を飛ばして一塁を駆け抜け、判定はセーフ。敵将がリクエストを要求するも覆ることなく、記念のボールは新庄剛志監督(53)が回収した。八回の第3打席ではしぶとく左前に運び、好投手・九里から2安打をマーク。試合には敗れたが、得意の守備も軽快にこなしてフル出場し、晴れ舞台で高いポテンシャルを示した。試合後の一問一答は以下の通り。
―プロ初安打。一塁がギリギリのタイミングだったが、どんな気持ちで走っていたか
「セーフになってくれという思いで、全力で走りました」
二回1死、遊撃への内野安打を放った山県=撮影・松本奈央
―リクエストになった。待っている間の心境は
「本当にどっちか分からなかったので、セーフになってくれとずっと願っていました」
―セーフになって、どう思ったか
「ようやくスタートラインに立てたというか、これから1本でも多くヒットを打っていけるようにやっていけたらいいかなと思いました」
―スタメン出場することを聞いたのはいつか
「練習が始まる前ですね。アップの前に谷内コーチから8番と言われて、最初1番って聞こえて、おっ、と思ったんですけど、8番でした(笑)」
―どんな気持ちで試合に入ったか
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「自分的にはそろそろスタメンで出させていただける、という気持ちで準備をしていたので、そんなに、『あ、スタメンだ!』じゃなくて、『よし、スタメンだな』ぐらいの感じで、少し気持ちには余裕がありました」
―1打席目にヒットが出て、気持ちは楽になったか
「もちろんそうですね。あそこがアウトだったら、ヒットを打ちたいなという気持ちになって、スイングが変わってしまったりするので、あそこで1本出たのはすごい大きかったなと思います」
―好投手の九里から2安打。自信になったか
「そうですね。これからの自信につながる、きょうのヒットだったかなと思うので、もっと多くのヒットを打てるように頑張ります」
―2安打目は三遊間を破った。手応えは
「でも、ちゃんと捉えた当たりではなかったので、いわゆるラッキーヒットという形だったんですけど、振っていく中でああいうヒットが出るのは良かったと思う。また良い打球が出るように修正しながらやっていけたらいいなと思います」
八回1死、左前打を放つ山県
―守備でも軽快なプレーを披露。振り返ってどう感じているか
「初回の(1死一塁での)セカンドゴロで、二塁で(フォース)アウトにできなかったことがちょっと心残りなので、また練習して、あれをアウトにできるようにやっていきます」
―初ヒットの記念球はどうするか
「家族に送って、家に飾ってもらいます」
二回1死、山県のプロ初ヒット記念球を受け取った新庄監督
―1軍で初のフル出場。2軍戦との違いは感じたか
「歓声の大きさだったり、そういうところは変わってきますけど、自分のやることは変わらない。自分のできることをずっとやっているつもりなので、そこは変わらずにできているなと思います」
―次戦に向けて
「チームの勝利に貢献できるように、自分のできることをしっかりやって、できるだけ多く勝てるように頑張っていきます」
