■４月１９日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

　北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹監督（４３）が１９日、翌日に控える第１０節・藤枝戦（午後２時キックオフ、プレド）へ向けて意気込みを語った。ここまで３勝６敗と苦しむ札幌は、勝敗の鍵を握る先制点を奪い、何よりも欲しい勝ち点３を目指す。一問一答は以下の通り。

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ー攻撃的スタイルの藤枝と対戦する。相手に抱くイメージは
「（監督の）須藤さんはＪ３から昇格させ、藤枝のスタイルをつくられた方。そういう（攻撃的な）スタイルだと思います」

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ー攻撃力のあるチームへの対応は
「いつもそうですが、自分たちが良いパフォーマンスをすることです。ここまで９試合見たと思いますが、自分たちが良い時は相手関係なく勝っていますし、良くない入りをしたときは相手関係なく負けている。サッカーはそういう競技。ある意味、人生もそういうものだと思っています」

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ー馬場が２試合の出場停止を課されている
「彼が出ているときも出ていないときもあるので、他の選手と同様です。３３人の中から状態の良い選手が出るだけ。それは特別なことでもなんでもない」

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ー状態が良い選手を探す中で、１週間の練習でいろいろな組み合わせを試していた

「これから連戦が続くので、１１人だけでは戦えない。できるだけ多くのメンバーが色々なポジションで準備をするためにトレーニングしました。うちは選手層が厚いポジションもあれば薄いポジションもある。コンバート含めてやってもらわないといけない状況。いろいろな可能性を持っておく、ということです」

ーセットプレーの前にシュート練習
「選手時代も試合前日は、みんなでシュートする練習をやっていた。監督になってからも比較的やっていましたが、今はチーム作りの段階で、そこまで到達していなくてゲーム中心になっていた。今は変えないといけないこと、選手たちに基礎から伝えないといけないことがあるので、どうしても時間を割いてしまっている。特別な意図や狙いがあるというよりも、本来、前日はフィーリングを確認するぐらいが良いと思っています」

―良い雰囲気だった
「に、なるでしょ？　それも含めてこれまでの監督さんもそうしている。前日は、戦術どうこうやりたくない。９試合を終えてようやく攻守にこうやっていく、抱えている選手の特長を組み合わせると、これなんだろうな？というのを見つけたつもり。それを徳島戦前から徹底的にやっていて、どうしても前日までそういう（戦術的な）練習になっていた。昨日も実はゲームいらなくない？って言ってたけど、家に帰る車の中で思い直して、やっぱりゲームにしますってなりました」

ー９試合のうち先制点は２試合だけ
「このチームだけでなく、Ｊリーグのデータでは先制点を取ったチームが７割勝っています。先制点を取られたチームは去年も１３％しか勝ってません。僕たちは９分の２しか先制点を取ってないんだから３勝しかできないのは論理的な結果。後半に先制点を取られている試合は戦術が関わりますが、立ち上がりで取られるのは戦術を超えたところがある。入りのところの集中力だけで片付けるつもりはなくて、チームの狙いやバランスも（考える）。前節はミーティングのときに突然、選手を代えないといけない状況になった。そういうときのメンタルタフネス、人が代わってもモノともせず試合に入れるチームかと言えば、そうではない。チームの戦いを定めるプラスそういうタフさは、都度言っていかないといけない状況。これだけ先制点を取られるとどうしても記事に出てしまいますが、今週はほとんどそういうことを伝えてない。どちらかと言えば定まってきた戦い方を確認した。先週は強風やメンバー変更、すぐに点を取られたことで試合中に確認できなかったことがたくさんある。今週はチームが徳島戦前からやっていることの確認作業をあえて多くした。それが結果的に先制点につながればいい、という感覚で準備したつもりです」　

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