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2025/04/19 18:45 NEW

水谷瞬 今季1号の裏に心の進化「不安、不安、不安」から「かかってこいよ」「取れるものなら取ってみろ」

八回2死一塁、今季1号の2点本塁打を放った水谷(中央)=撮影・松本奈央

■パ・リーグ5回戦 日本ハム7-4オリックス(4月19日、京セラドーム大阪)

今季初ヒットはダメ押しの豪快弾!

 日本ハムの水谷瞬外野手(24)が「1番・左翼」で先発し、今季初安打で1号2ランを放った。万波の代打3ランで3点をリードした八回、2死一塁から相手の6番手・阿部を捉え、左翼スタンドにダメ押しの一発を見舞った。

 今季は左脇腹の違和感で開幕1軍を逃したが、遅れてきたパワーヒッターがチームの勝利に貢献した。

昨季ブレークも満足せず

  昨季、一気にブレークを果たしたが、満足はできなかった。

 「去年1年間、良かった点よりも、悔しかった方を覚えているんです。今年はそれを繰り返さないように。去年と一緒のことをしていても、良くて一緒の成績にしかならないと思う。それを超えるためには、マインドを変化させないといけない。1年やそこらで、2000本打つような選手ほどの技術を得るのは無理。でも、考え方は変えられるので、そういうところからの変化を求めたい」。現状維持を拒み、心の改革に挑んだ。

八回2死一塁、今季1号の2点本塁打を放つ水谷=撮影・井上浩明

 

大きなインパクトを与えた2024年シーズン

 水谷はまず、自分自身を過小評価することをやめた。以前は常に心に不安を抱え、昨季の好成績にも実感が伴わなかった。ただ、今季は考え方を変え、客観的に自分の成果と向き合った。

 「交流戦MVP、交流戦史上最高打率、オールスター出場、侍ジャパンで本塁打…」。誰がどう見ても、並外れた結果だった。

自らを客観視 「天狗になるわけじゃないんですけど…」

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