コンサドーレ
荒野拓馬がバースデー勝利狙う 32歳の衰えぬ向上心と闘争心「ピッチ内でそれを表現するだけ」

■4月19日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は19日、札幌市内で第10節・藤枝戦(20日午後2時開始、プレド)へ向けて全体練習を行った。試合当日に32歳の誕生日を迎えるMF荒野拓馬は「まずはチームが勝つこと。出たらしっかり貢献できるようにプレーしたい」と勝ち点3を奪い、自らの記念日に花を添えるつもりだ。
「みなさんからのプレゼントも受け付けてます」
メモリアルな1日を、勝利で飾ってみせる。宮の沢での練習を終えた背番号27は、ピッチから引き揚げる際に宮澤から「あしたが誕生日で~す!」と声を掛けられ、照れたような笑みを浮かべた。報道陣に向き直ると「みなさんからのプレゼントも受け付けてます」と茶目っ気たっぷりにコメント。和やかなムードで試合前日の調整を切り上げた。
【プレドへGO! 20日藤枝戦は「北海道新聞サンクスマッチ」】
年を重ねても、向上心は増すばかりだ。3月9日・千葉戦を最後にリーグ戦から遠ざかるも、出番が得られない状況さえポジティブに捉えるよう努めてきた。
「とにかく腐らずやろうと」
「開幕して次の試合から全然出られなくなったけど、すぐに思考を切り替えて今後のサッカー人生のためのギフトが来たと感じるようにした。今は毎日、サッカーが楽しい。Bチームで若手とやるのも楽しいし、その若手がAチームで試合に出て活躍してくれるとうれしい。僕自身は成長するためにやっているし、とにかく腐らずやろうと決めている」