ファイターズ
《ハム番24時》4月20日

山崎と生田目の関係がほほ笑ましかった。19日のオリックス戦に先発した山崎は、2ー2の同点で迎えた六回に、1死満塁のピンチをつくって降板。残した走者に生還を許せば、最大5失点で敗戦投手となる可能性もあったが、火消しに出てきた2学年後輩の生田目が後続をピシャリと抑え、この回を無失点で切り抜けた。その後、先輩左腕は試合中に広報を通じ、「生田目に感謝です」とコメントした。
20日の試合前練習後、生田目に話を聞きに行った。「どうやって抑えるの?って思いながらマウンドに行きました(笑)。無理でしょって」。ただ、ポジティブなジンクスがあった。「でも、さちさん(山崎)のランナーだったので、僕的に、去年から結構、さちさんが投げた後は抑えられている気がして、ある意味、いけるかなとも思いました。抑えられて良かったです」と、ホッとしたような表情で振り返った。
山崎からは、うれしい〝匂わせ〟があった。「さっき、『足、何センチ?』って聞かれたんですよ。いらないです、いらないですって言ったんですけど、『で、何センチ?』、28(センチ)です!(笑)。マジ!? 期待しちゃうな」と、どうやらお礼のプレゼントをもらえそうな雰囲気だという。
ロッカーでも、冗談交じりに感謝を伝えられたそう。「ずっと、こんな感じで(姿勢を正して)おはようございますって。ちょっとやめてくださいよってなりましたけど。ありがとうも、言われましたね。FAで来たスーパーピッチャーに、ありがとうって言ってもらえるなんて、うれしいです」。これから〝さちなば〟の関係がどう深まっていくのか、さらに注目していきたい。