コンサドーレ
MF宮沢 「絶対負けない」記録つくる
北海道コンサドーレ札幌のMF宮沢裕樹(32)が来季もチームをけん引する。今年6月27日のアウェー鹿島戦でクラブ記録を塗り替えるリーグ最多出場(416試合)を達成。その後も記録を伸ばし続けている。「絶対に抜けないと思わせたい」と意気込む背番号10が来シーズンも赤黒ユニホームを身にまとい、ピッチを駆ける。
クラブ最多リーグ戦427試合出場
クラブ最長となる在籍14年目を終えた宮沢。積み上げたリーグ戦出場記録は427試合となり、砂川誠氏の415試合を抜いた。
金字塔を打ち立て「達成できたのはうれしい気持ちでいっぱい。これから先、できるだけ記録を伸ばしていきたいし、他の人に絶対に抜けないと思わせるくらい試合に出たいと改めて思っている」と振り返った。
今季は負傷離脱もあり出場は29試合。欠場した9試合は4分5敗と存在感の大きさを際立たせた。「けがを除けば自分のプレーは安定していた。チームの結果は思い描いたものではないので、何をやるべきだったかもう一度、整理する必要がある」と引き締まった表情で話した。
オフは家族サービスで激闘の疲れを癒やしている。「年齢が上がって回復に時間がかかるようになってきた。身体のケアをしながら、子どもともいっぱい遊んであげたい」と背番号10。赤黒一筋、前人未到の境地へ走り続ける。
(石栗賢)