コンサドーレ
中野小次郎「しんどい時期も一番のファンとして応援してくれた」新妻への感謝を胸に正守護神へ
■４月２２日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
４月２１日に一般女性との入籍発表
北海道コンサドーレ札幌は２２日、札幌市内で第１１節・大宮戦（２５日、ＮＡＣＫ５スタジアム）へ向けて全体練習を行った。前日に入籍を発表したＧＫ中野小次郎（２６）は「守るべきものが増えて、より責任感が増しています」と表情を引き締める。６戦連続フル出場中の背番号２１は、家庭と札幌のゴールを全力で守り抜く覚悟だ。
法政大時代から良い時も悪い時も
柔らかな笑顔に、幸せがにじむ。生涯の伴侶を得た中野は「学生時代から５年半ぐらいずっと一緒にいて、良い時も悪い時も共にしてきた。幸せいっぱいです」と、結婚の喜びを言葉に乗せた。
二人三脚で苦楽を分かち合い、乗り越えてきた。２０２１年に始まったプロサッカー人生は、決して順風ばかりではなかった。札幌加入後２年間のリーグ戦出場はわずか８試合。２０２３年には期限付き移籍を経験するなど、日の当たらない道を歩んできた。
「絶対に活躍する日が来る」
もがく日々の中で、希望を与えてくれたのは大切な人の言葉だった。「しんどい時期でも一番のファンとして応援してくれました。『絶対に活躍する日が来る。コジくんが一番上手だから』って声を掛けてくれたことが、本当に励みになった。奥さんのためにも活躍できるように頑張ります」。支えがあってこそ今がある。感謝の気持ちを形にするためピッチでの躍動を誓う。
