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2025/04/26 07:00 NEW

【’25ドラフト道産子有望株】⑤北海学園大の二刀流・常谷拓輝 打者専念で悲願の神宮切符つかむ

北海学園大の強肩強打の二刀流・常谷=撮影・西川薫

最速144キロの右サイドスロー 春は投手封印

 今秋のプロ野球ドラフト会議で指名が期待される選手を先取りする「’25ドラフト道産子有望株」。第5回は北海学園大の強肩強打の二刀流・常谷拓輝(4年)を紹介する。投げては右サイドから最速144キロを誇る二刀流・常谷だが、春は野手に専念。昨秋まで3季連続ベストナインを受賞している遊撃手で、今季は自身初の首位打者獲得を狙う。

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 リーグ戦は通算10試合に登板し1勝。先発は1試合のみで救援がほとんどだ。札幌静修高時代からピンチの場面で内野からマウンドへ向かう〝困ったら常谷〟で鳴らしたが、今春は投手を封印する。NPB4球団中、投手で注目している球団もあるが「ピッチャーは高校3年の時から本格的に始めたので、その時からプロに行きたい、と思っていたが、行くなら打者で勝負したい。入ってしまえば、あとは自分の実力で上に上がるしかない、と思っている。監督とこれから話すことになると思いますが、自分の今の気持ちはプロ1本で行きたい」。バット1本で自らの進路を切り開く覚悟だ。

「札6では圧倒的な数字で首位打者になりたい」

 大学公式戦アーチは、昨春の開幕戦で放った1本だけ。それでも昨年は打率.320に長打率が.467と広角に打ち分ける長打力と勝負強さを兼ね備え、オープン戦では不動の3番に座る。「札6の中では圧倒的な数字で首位打者になりたい。この3年間、ベストナインは取ったものの、首位打者まではいっていない。まずは首位打者。打率4割は確実に超えて、首位打者を常に狙える位置にいたい。個人的には得点圏打率の部分を去年からずっとこだわっているので、打点を稼げるバッターになりたい」。2年まで合計7打点だったが、昨年は春秋合計17打点と倍増。今年はさらに加速する。

3月末に巨人3軍、西武3軍、東ガスとオープン戦

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