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2025/04/24 00:45 NEW

吉田賢吾 プロ初の先発マスク 悔しい8失点も成長を誓う

プロ初の先発マスクをかぶった吉田=撮影・桜田史宏

■パ・リーグ5回戦 楽天8-3日本ハム(4月23日、エスコンフィールド北海道)

プロ3年目で初のスタメンマスク

 日本ハムの吉田賢吾捕手(24)がプロ3年目で初めて捕手としてスタメン出場。結果的に計8失点を喫しての敗戦と、ほろ苦い第一歩となった。

 それでも最後までマスクをかぶり続け、七回には3号ソロを放つなど、持ち前の打力をアピール。この経験を今後に生かし、捕手陣が繰り広げているポジション争いに食い込んでいく。

立ち上がりのミスを猛省

 〝火球男〟古林の日本デビュー戦ということもあり、日本国内だけではなく、台湾からも大きな注目を浴びた一戦。その相棒として抜てきされたのが、自身初の1軍での先発マスクとなった吉田だった。

 「きょうはバッターうんぬんよりも、とにかく自分のボールを信じて、と。最初から変化(球)、変化とならないように、分かっていても真っすぐでいくよ、と伝えていました」。事前に入念な打ち合わせを行って、お互いの〝デビュー戦〟へと臨んだが、エラーも絡んで、一回にいきなり3失点。吉田もパスボールでランナーを進めてしまうなど、厳しい試合の幕開けになった。「細かい配球面も含めて、守備のミスがあったりとか、自分のパスボールがあったりとか、ヨーイドンで古林のリズムをチームで崩してしまった」と猛省する。

古林(右)の日本デビュー戦で先発マスクをかぶった吉田

 

入念なコミュニケーションでリカバリー

 それでも「古林の感覚と、自分が捕っている感覚をすり合わせて、ここを気を付けようとか、このボールは使っていくよ、という話をしたり」と、ベンチ内での話し合いでリズムを取り戻し、二回から五回まではスコアボードに「0」を並べた。

再び訪れた試練 悔やまれる〝あの1球〟

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