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2025/04/28 07:00 NEW

【’25ドラフト道産子有望株】⑥北海学園大の159キロ右腕・工藤泰己 メジャー3球団が注目する北の豪腕

メジャー3球団も注目する最速159キロ右腕の北海学園大・工藤=撮影・西川薫

伸びしろ無限大! ロマンあふれる逸材

 今秋のプロ野球ドラフト会議で指名が期待される選手を先取りする「’25ドラフト道産子有望株」。第6回は北海学園大の159キロ右腕・工藤泰己(4年)。3月23日の巨人3軍とのオープン戦で自己最速を2キロ更新する158キロをマークすると、その1カ月後の4月23日には日本ハム・栗山CBOらが視察に訪れた北海道ガスとのオープン戦でさらに1キロ更新。NPB9球団に加え、メジャー3球団も注目する。

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 夢の大台にあと1キロ。投げるたびに自己最速を更新し続ける、ロマンあふれる北の豪球右腕が、いよいよラストイヤーを迎える。「将来的には160キロ投げたい、というのは、もちろんありますが、今年は球速にこだわらない。最高学年で、しかもドラフトイヤー。しっかりゲームメークできる能力がないと、さらに上のステージでプレーするのは難しい」。メジャーも注目するが「できればやりたい、という思いはあるけど、NPBから段階を踏んでいくのがルートじゃないかな」。国内で確固たる実績を残し、自他共に認められる存在へと成長することが最優先と捉えている。

投内連係のノックを受ける工藤(左)

 

昨秋は不本意な状態も今春は万全

 昨秋は、開幕2週前に体調を崩し、さらに右手のマメをつぶして、抑えに回った。3試合5回1/3で1勝。「体重も3キロぐらい落ちて、さすがに先発で投げられる状態ではなかった。後ろで投げることがメインでしたが、自分としては不本意なシーズンだった」。今年は3月末の巨人3軍戦でクローザーとして1回被安打1、無失点。西武3軍戦では先発して3回ノーヒット1失点(自責0)。万全の状態で開幕を迎える。

島崎監督によると工藤に必要なのは「○○能力」

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