■アルペンスキーＷ杯男子回転　２２日、イタリア

　小山は１回目に４７秒６５で２１位につけ、２回目は全体２番目の４８秒０１で滑り、大きく順位を上げて自身初のＷ杯得点（３０位以内）を獲得した。
　得意の急斜面をスムーズに攻略し、８位に食い込んだ。アルペンのＷ杯では男女を通じて日本勢５季ぶりとなる１桁順位。２０１７年１月に男子回転で湯浅直樹（３８、シーハイルアカデミー、道東海大出）が７位に入って以来だ。
　「誰もがびっくりしていると思う。ここまで来るとは僕自身も思っていなかった。全然、実感がない」と小山は声を弾ませた。
　これまで惜しいところまで行きながら一度もＷ杯得点を獲得したことがなかったが、北京五輪派遣基準の中で最もハードルが高い条件を満たした。「（正式に代表に決まれば）初めて出るので、雰囲気に押されないように自分の滑りができれば」と意気込んだ。
（共同）