高校野球
2025/04/28 06:00 NEW

苫小牧中央・小嶋コーチが甲子園で初の女性審判員に 5月5日「春の軟式交流試合」

5月5日の軟式高校野球『春の交流大会』で日本高野連主催の大会で初めて甲子園に立つ女性審判員、苫小牧中央高の小嶋コーチ=撮影・西川薫

審判員全12人のうち7人が女性

 5月5日に初開催される「全国高校軟式野球選手権大会70回記念 春の軟式交流試合 in 甲子園」で、日本高野連主催大会としては初めて女性審判員が甲子園のグラウンドに立つ。今回担当する審判員全12人のうち、7人が全国から選ばれた女性審判員。北海道から苫小牧中央・小嶋佳穂コーチ(31)が派遣される。

昨年講習会に参加「声を出した時にすごく反響する」

 チームの甲子園初出場より一足先に、小嶋コーチが聖地の土を踏む。22年に室蘭支部で道内初の女性審判員としてデビュー。昨年4月に甲子園で行われた全国審判講習会に参加した。「率直にまず広いなというか、観客席が多いので、北海道ではちょっと味わえないような感じ。あと、声を出した時にすごく反響する感覚も初めてだった。常に選手のためということを忘れず、教育の一環として、あとはもう全力でやろうと思っています」。甲子園では3イニングほど塁審を担当する予定。新たな歴史の証人になる。

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 小樽市出身。父で2004年南北海道大会で小樽潮陵を準優勝に導いた、小嶋仁章元監督(62)の影響で、小樽高島小4年時に女子野球クラブチームの「札幌ブレイク」で野球を始めた。藤女子高卒業まで同クラブで内野手兼捕手としてプレー。日体大でも捕手を務めた。9歳の頃から小樽潮陵のレプリカユニホームを着て、バックネット裏でスコアブックをつけるのが楽しみで、いまも室蘭支部で公式記録員として活躍する。

小嶋コーチ(左)の父は道高野連元専務理事の仁章さん

 

審判員挑戦を後押ししてくれたのは

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